「口取り」
儀式料理の「口取り肴」のことである。
古式の饗応膳では、熨斗あわび、昆布、かちぐりなど、祝儀肴だったが、徐々に品数が増えて山海の材料を盛り合わせるものに変化した。
のちに甘いものを取り合わせたものに変わり、きんとん、伊達巻、二色卵、かまぼこ、羊羹などの寄せ物となった。
口取りは会席の献立の一つに入っていたが、この内容ではさすがに他の料理や酒と合わせるのは難しく、「おみや」として初めから折詰めにしてしまい、その代わりに「口がわり」を出す事になる。現在はその口代わりも八寸に収斂している場合が多い。
*https://temaeita.net/top/t2/kj/7_E/023.html より
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