「菜花 なばな」
【生産地】さぬき市、三木町、高松市、坂出市、緑川町、琴平町、まんのう町、土庄町、小豆島町
【特徴】花がよくまとまり、太茎で黄葉の優良種。早くから花が咲き、切り花にも向く。葉は縮緬(ちりめん)状で花茎は短く、花芽を食用とする。
【食味】独特のほろ苦さがある。
【料理】「菜花漬け」などの漬け物、お浸しなど
【来歴】菜花は、アブラナ科の植物の中で、蕾、茎、葉を食用にするものをいい、主に花を食用とするものと、葉茎を食用とするものに分かれる。香川県では広い地域で菜花の栽培が行われており、主に花を食用とする菜花は全国3位の生産量である。栽培品種は、大きく分類すると洋種ナタネに属する在来種「春一番(はるいちばん)」と、和種ナタネに属する「伏見寒咲系花菜(ふしみかんざきけいはなな)」の2種類がある。
菜花/花菜といわれる菜種類は古くに中国大陸から導入されたと推定され、初めは主に菜食用であったが、後に搾油に利用されるようになった。やがて、明治になって、韓国、欧州から洋種なたねが導入され、昭和にはほとんど洋種が用いられるようになった。香川では昔から搾油(さくゆ)用に菜花を栽培しており、食用の菜花は1985(昭和60)年頃から始まった。香川県のオリジナル品種の菜花「瀬戸の春」は、「春一番」と「伏見寒咲系菜花」の交配を行い、選抜を重ね、固定化を図った品種で、苦味が適度に抑えられた食べやすさが特徴である。
【時期】2月~3月
*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%8D37-%E9%A6%99%E5%B7%9D%E7%9C%8C/#i-12 より
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