

拙宅の裏道の拡幅工事に伴い、市道へのT字路角の電柱が邪魔になるため、電柱を2㍍ほど北へ移設することになった。
替地に大型ドリルで穴を掘った跡へ、新しい電柱にワイヤー1本掛けてクレーンで吊り上げて差し込んだ。その作業はものの10分ほどで終えた。
一部始終を我が家の2階ベランダから見守っていたが、数人の作業員が取り巻く中、ドリルやクレーン車を操るのは全て一人である。作業車から降りてきた人に注目すると決して若い人ではない。惚れ惚れするような枯れた職人芸であった。
さて、電線を移設してから後、古い電柱の処分の仕方だが、恐らくは抜くのでなく、根元から切断して撤去するものと思われる。引き続き、午後の作業工程における“職人技”からも目が離せない。