てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

祖母の宝物

2024-05-07 22:04:50 | ノンジャンル

おはなはん(樫山文枝さん)直筆のはがきを頂戴した。
小生にではなく祖母宛である。

「おはなはん」で話の通じる方は、恐らく齢60を超す世代だと思う。

NHK連続テレビ小説(連ドラ)で、最高60%を超す視聴率を記録した『おはなはん』(1966年4月4日~1967年4月1日放映)のこと。

これと時期を同じうして、ドラマの舞台となった伊予松山で、小生のキャンパス・ライフをスタートさせた。

当時73歳だった祖母は、おはなはんの熱烈なファンで、ヒロインを演じた樫山文枝さんにファンレターを出し、彼女からの直筆の返礼の絵葉書を宝物にしていたほど。

そんな祖母は、小生の入学を千載一遇のチャンスとばかりに、汽車と船を乗り継いで5時間かけて、単身訪ねて来た。
下宿で、♪おはなはんのテーマソングをギターで爪弾いてやると、目を閉じてうっとりと聴いていた姿が脳裏に焼きついている。

樫山文枝さんから頂いた“宝物”は、祖母の棺の中に入れた。泉下で何度も読み返していることだろう。

 

『おはなはん』のロケのワンシーン

 

 

コメント (4)
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