てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

似て非なるもの

2011-07-06 11:11:00 | グルメと料理

すもも

アンズ

 すももに遅れること3週間、やっとアンズが熟れだした。弟の留守中に勝手で申し訳ないが、家で食べ用に味見をしてみた。

 二つの熟れた姿を比べてみても、外見上ほとんど区別がつかないが、食べてみると明かに違う。味覚は人それぞれなので明言は避けたいが、敢えていえば小生としてはすももに軍配を上げる。

 今季は、似て非なるもの二題、「アヤメとカキツバタとハナショウブ」、「アンズとすもも」について、それぞれの違いを認識することが出来、色んな新発見があった。

 併せて、「似て非なるもの 例え」をキーワードにネット検索していると、こんなサイトに行き当たった。うむむ・・・、なるほど。含蓄のある言葉が並んでいる。


大胆 と 無鉄砲
慎重 と 臆病
大らか と 無頓着
細やか と 神経質
前向き と 強引
素直 と 言いなり
優しさ と 弱さ
強さ と 冷淡さ
見守る と 見張る

 と、記事を投稿したのが昼前。当方の意が伝わったのか、思いがけず近所のN西さんが沢山のすももを届けてくださった。「今年は出来が悪く器量も良くないが、よかったら冷やして食べて」との嬉しいお言葉を添えて。早速夕方に孫どもにお裾分けに回ろう、声を上げて喜ぶ顔が目に浮ぶ。
 N西さんのご好意に甘えます、どうも有難うございました。


N西さんから頂いた山盛りのすもも
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公徳心

2011-07-05 19:57:00 | ビジネスと社会
 例により水田の見回りをしていると、あろうことか隣の駐車場にトラックを停めて助手席からお兄さんが降りてきて我が田圃に向かって立ちションをするシーンに出くわした。折りしも、おまわりさんが通りがかったので、よほど注意をして頂こうと思ったが、お兄さんの名誉を毀損することにもなるのでぐっと我慢をし黙って見逃すことにした。

 40数年前に学校で教わったが、人の往来している場所、往来するであろう場所ですると、立派な「軽犯罪法違反」の現行犯で逮捕される。更に、もし公共の場で、露出していれば「公然わいせつ罪」、尿を他人の財産にかければ「器物破損罪」に問われるはずだ。
 ただし、予期しない交通渋滞に巻き込まれたなど止むを得ない事由があれば「緊急避難」ということで罪に問われないこともあると習った。

 我が田圃に隣接する駐車場の所為で、日頃から様々な迷惑を被っている。一番困るのは、同広場が幼児の遊び場となり、敷地に敷き詰めてある小石を面白がって田圃へ投げる。付き添う若いお母さん方は、一向に注意する気配はなく子供たちの為すがまま。また菓子袋や食べかす、飲み物の空き缶を投げ込むなどは日常茶飯事だ。
 トラクターを使う際にはゴミ袋必携で、農作業の手をとめてゴミや小石を拾い集めるなど余分の仕事である。

 これと別に、田の畦にイヌの糞をさせる被害に閉口したものだが、これはフェンスを設けることでやっと止んだ。田にまで仕切りをして自衛せねばならないとは誠に嘆かわしい限り。
 公徳心の欠如などというと些か堅苦しくなるが、社会生活においてなすべきこと、またはしてはいけないことをわきまえることは人として最低限のことである。要するに、他人を思いやれるかどうかということに尽きると思う。
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挿し苗

2011-07-04 16:22:00 | 農事

あちこちにみられる稲の歯抜け

 今年の稲作では、直播機の不調や籾播き直後の長時間冠水が原因で、随所に稲の歯抜けが見受けられる。この植え付けが出来なかった所に手で補植することを「挿し苗」という。

 折りしも、7月2日は雑節の一つ半夏生(はんげしょう)だった。農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業を終えるとされている。ところが今年は籾播き前後の天候不順が災いして、農作業に番狂わせがあり、未だに水田から抜け出せないでいる。

 昨日は家内が独りで小1時間精を出したのに続いて、今朝は涼しいうちにと7時頃から二人で田に入り挿し苗をして回った。ぬかるみに足をとられながらの作業なので、疲労度合いもかなりである。
 1時間少々で補植苗が尽きたことだし、ぼつぼつ稲株の「分けつ」が始まっていることでもあり、これ以上は無理との判断からキリをつけて田圃から上がった。
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ビワの強剪定

2011-07-03 17:20:00 | 農事

強剪定したビワ、それでもまだ3㍍高はある

 第4アパート・グリーンヒルズの竣工時、敷地の一角にビワの木を1本移植した。アパートを建てる前の畑に植えていたものだ。それから12年を経たが、殆ど剪定をしていないため4㍍を超えるまでに育った。そのままにしておくと、10㍍もの高い木になってしまうという。

 適宜の剪定、摘蕾と摘果をやっていないので今年も鈴生りとなったが、小粒で味も酸味が強い。これでは孫たちが見向きもしないはずだ。アパートの住人さんにも自由に採って食べて頂くようにお話ししているが、さほど好評ではないようだ。

 ビワの剪定には3月、収穫直後、9月のいずれかが良い(9月が最適)とされているので、今朝は一念発起して剪定に取り掛かった。高い所は梯子や高切り枝バサミを使って思い切って強剪定をした。小1時間もあれば処理できると思って取り掛かったのだが途中、にわか雨に遭いながら、たっぷり3時間半掛かった。

 先日来、このビワの木のことを気に掛けてくれていたK山さんが、「ビワ農家に確認したら、葉1枚に実1個(一葉一果)が良いそうですよ」とワンポイントアドバイスを下さった。K山さんは節電対策「木金休み土日に操業」の煽りを受け、これからご出勤である。どうもご苦労様ですと見送った。

 続いて、I川の奥さんがお嬢ちゃんを伴って現われ「先日この娘の友達と一緒に採らせて頂きました。とても美味しかったです。」と喜んでくださった。「いまこうして剪定しているので、来年はちゃんと摘果もやり更に美味しいビワを作りますのでお楽しみに。」と約束した。


※摘蕾と摘果 「ビワの育て方 庭植え|剪定と摘果でよい実をつける」より
1つの花房に100個も花がつく。すべての花を結実させると、実が小さくなり、また樹も弱ってしまうため、摘蕾を行う。

開花直前に、花の数の多い枝や勢いの弱い枝の花房を切り取り、花房の数を1/2~1/3程度まで減らす。

さらに開花後の12月頃、摘果を行う。1花房に5~6段ある果房を、2~3段を残して取り去る。

幼果が大きくなり始める4月上旬になったら、葉25枚に1果程度になるように、1果房あたり2~4果を残して摘果する。
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