富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

〈リバイバル・アーカイブス〉その後の石川足跡化石・化石木  2016.10.

2016年10月21日 | 石川化石木・足跡化石
1ケ月ほど前の台風16号の襲来にともなう増水で、金剛大橋のすぐ下流部で、石川の河川敷の地層面が水に洗われ、新たな地層面が見ることができるようになっています。その結果、新たに100万年前のアケボノゾウの足跡化石が出現し、しかも蹄の跡もはっきり確認できる価値あるものも出現しています。この場所は、2年ほど前にアケボノゾウの足跡化石が発見され話題になりましたが、その後の増水等で浸食されたり砂が堆積するなどで、ほとんど化石がわからなくなっていました。しかし今回また出現したことにより、はっきりと観察できるようになっています。比較的見やすい安全な場所にありますので、お近くの皆様は是非一度、また消えてしまう前にご確認していただけたら思います。また、ここの約3km上流の高橋の下流部の化石木については、現在深溝(ふこうど)井堰の井堰ダムが満水の状況にあるので、幹回り4.5mの直立樹幹化石木については水没し、存在は確認できますが、真近で見ることはできませんでした。ここは浸食よりも砂の堆積の方が大きく、いくつかあった化石木もそのほとんどが砂に埋まっていました。これらの化石は石川の氾濫原にあり、刻々と変化しており、その後消えてしまうものも多々ありますので、その記録が重要であると思われます。 . . . 本文を読む
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