〈リバイバル・アーカイブス〉2023.10.2~10.16
原本:2020年5月31日
不思議な感じがしますが、以前初詣の折、紫の袴を穿いた神主さん(紫の袴は格が高いとか)から聞いた話では、れっきとした四国の金毘羅さんが分祠されているそうです。
祭神も大物主命と四国の金比羅さんと同じです。
もともと、この金刀比羅神社は江戸時代に千日前が刑場と墓地であった頃に、今の吉本新喜劇があった場所に四国から分祠されて、お参りの人が絶えなかったそうです。
戦後、焼野原と化した後、いち早く吉野杉を使った拝殿が復興されて、大坂では戦後一番早く建築された木造建築物になるそうです。
その後、吉本と地権争いが起こり、結果、裁判に敗れました。
神主さんは千代田神社の神主さんも兼ねていて、前の市長に千代田神社への分祠の了解を得ましたが、氏子の了解が得られませんでした。
結局、今のこの地は住宅地には出来ず、この地が推薦されて、千日前から移築されたそうです。
従って、氏子も元々、茨木や高槻の北の農家の方々が多く、自作の注連縄など奉納して貰っていたので、今もその子孫の方々に引き継がれて、地元では馴染みが少ないとのことでした。
(by ken)
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