富田林の自然を守る会において、中野町竹林内にチッパー(伐採竹を細かく裁断する機械)の収納小屋をDIYにより完成しました。本年2月中旬から、高さ1.7m・幅1.1m・奥行1.8mの収納小屋の作業を開始し、材料は全て伐採竹・間伐木を利用しました。3月初旬までは富田林の自然を守る会の前線基地、奥の谷(彼方)で木材の裁断(縦柱4本、底柱2本、梁柱2本、横柱5本、筋交8本)ノコギリで、底柱はホゾ穴を5個所、梁柱には4個所のホゾ穴をノミと金槌で、又、縦柱、横柱の両端はホゾ穴に差込むための突起を切込み、じみちで大変な作業で有った。3月中旬に準備した木材を中野町竹林内に運び、地面を水平に整備し、木材を組立作業に入った。奥の谷では、柱やホゾ穴等に番号を付けていたが、番号が薄くなっており、屋根に勾配をつけるため、前と後に5㎝の差を付けていたが、組立時に片方が反対に組立て失敗してしまっていた。やむを得ず屋根の組立の時に調整し、竹を半分に割って屋根を葺き、壁はすだれあみの方法で編んで作成した。何とか4月24日に完成しましたので、その経過を紹介します。なお、現在は角材で機械で精製出来るようですが、やってみて、気の遠くなるような地道な作業で大工様には、敬服に堪えません。
中野町竹林内で基礎を水平にし、材料を並べてみた、この時縦柱の配置を間違っていた。
奥の谷の作業では、ホゾ穴が上と横が直角に、また、直線上の穴を開けるのに苦労した。
ホゾ穴は縦4、横3、深さ3㎝で開けたつもりだが、組立時少し修正した。突起も逆に同じ寸法。2018.03.13撮影
縦柱を垂直にし、筋交をはめ込み骨組みを頑丈にして完了した。梁柱が重くてなかなか上がらなかった。
2018.03.24 撮影
屋根は、竹を半分に割、本瓦葺の方法で、雨水が後方に流れるように葺いた。
横壁は、竹を四等分に割、簾編の方法で、三方面を覆った。
床板は、丸太を半分に割、入口に傾斜を付けた。
やっと完了した。バンザイ! 2018.05.12 kusu
&ご苦労様でした。
昔々、出荷組合のリンゴ箱で小屋の真似事を造ったのを思い出しました。(60年程、前のことです)
中野町は近く。一度拝見に伺います。
竹藪には入ってもいいでしょうか?