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大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

ご住職の紙芝居~旧杉山家住宅 2022-2 

2022年11月15日 | 私の富田林百景

2022年11月6日 富田林市富田林町 旧杉山家住宅

ご住職の紙芝居の第二弾が11月6日14時より、ここ旧杉山家住宅でありました。

 

河南町寛弘寺の浄土真宗のお寺、観念寺の宮本住職の紙芝居です。

 

4月にも一度紙芝居を披露されましたが、今回は内容を替えて、2作品を見せていただきました。

 

病院や養護ホームに袈裟でお坊さんが紙芝居をしに行くと、誰かに不幸があったのかと勘違いされるので、こんな紙芝居の出前姿になったそうです。

 

桜の花薫る河内野に観念寺。そして花火舞うPLの塔。みごとな立体紙芝居。難点は持ちにくいということ。

 

きょうの紙芝居はまず織田作之助の「夫婦善哉」。

 

満員御礼の旧杉山家住宅。

 

ご住職の手書きの紙芝居。

 

ふたつのおわんに入れられて「夫婦善哉」。これで一人前です。

 

法善寺横丁、水掛不動尊前の主人公、蝶子と柳吉。

 

富田林市にゆかりのある織田作之助の小説からの紙芝居でした。

 

『夫婦善哉』クイズのおまけつき。

 

作者の織田作之助についていろいろとお話しいただきました。

富田林市寿町の姉 竹中タツさん夫婦の家に「居候」していた時期があります。

 

ご住職が老舗甘味処「夫婦善哉」の行かれた時の写真を見せてもらいました。

 

「織田作」も訪れた自由軒。『夫婦善哉』では「自由軒のラ、ラ、ライスカレーはご飯にあんじょうま、ま、ま、まむしてあるよって、うまい」と柳吉が蝶子に生卵がのっかる湿ったドライカレーに舌鼓を打ちました。

 

織田作之助の年表

肺結核で34歳の若さで亡くなりました。

 

近鉄 富田林駅からじないまちに向かう数分のところに本町公園があり、そこに織田作之助の碑があります。

 

富田林に居候していた頃に書かれたと思われる『土曜夫人』。

「読売新聞」に連載されていましたが、96回まで連載された時に織田作が亡くなり未完に終わりました。

 

「まいど、おおきに...」

 

次は「共命鳥(ぐみょうちょう)」のおはなしです。

 

二つの頭のある不思議な鳥で、現在は極楽を飛んでいますが、そうでなかった、生まれ変わる前の頃のお話です。

 

ストーリーは長くなるので省略します。

内容は「宮本住職の紙芝居」のHPをご覧ください。

紙芝居:「共命鳥(ぐみょうちょう)のはなし」 (前編)

 

紙芝居には何か教訓になるような内容がありますね。

 

紙芝居の後、いろいろなお話をしてくださいました。

 

ストーリーの解説とか紙芝居にまつわるお話とか、楽しい時間をいただきました。

 

表情豊かにお話しされる宮本住職。

 

福耳つき螺髪(らほつ)ニットキャップで、仏様に「なりきる」ご住職。夏は暑いかも...

 

紙芝居の後、ご住職と館長に紙芝居や織田作之助のお話をお聞きしました。内容の一部はこのブログでもご紹介させていただきました。

関連記事:住職さんの紙芝居~旧杉山家住宅 2022.4.30

ご住職の紙芝居~旧河澄家住宅 2022.8.31

写真撮影:2022年11月6日

2022年11月15日 アブラコウモリH

 

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