これは人知れず子宝祈願、安産祈願をした民間信仰の跡と言われており、南河内やその他のお寺や神社の手洗鉢石や石灯籠など随所に見られます。
その原点らしきものを「NHK四国八十八か所、こころの旅」の本の中に見つけました。
引用すると、
「第二十四番札所室戸山最御崎寺(むろとさんほつみさきじ)の境内には鐘石(かねいし)と呼ばれる岩が置かれています。大きな岩にたくさんのくぼみがあって、それぞれに拳ほどの石が乗せられています。
この石で岩を打てば、不思議な音色が響きます。鐘石の音は冥土まで届くといわれ、空海の七不思議の一つと伝えられています。ちょっと叩いてみると、岩の下のほうで音が聞こえています。本当に冥土まで届きそうな音です。それぞれみんな違うきれいな音です。どうしてこんな音がするのでしょう。」
(このお寺の近くに空海が修行をした洞窟があり、明星が体内に飛び込むという神秘的な体験をして、悟りを開いたという伝説があるそうです。)
さっそく、石川の丸い小石を拾ってきて、西光寺で試してみましたが、カーンカーンと石のぶっつかりあう音がして、冥土まで届いたかどうかわかりませんでした。
参考までに
富田林で見られる盃状穴は
http://www5b.biglobe.ne.jp/~kensetsu/haijouketsu/haijouketsu.htm
南河内で見られる盃状穴は
http://www5b.biglobe.ne.jp/~kensetsu/haijouketsu/haijouketsu2.htm
を見てください。
もし、近くで盃状穴を見かけたら、ぜひ冥土の音を確かめてみて下さい。
空海の七不思議とは一体何でしょうか?
(by ken)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます