地球規模で、「腸管出血性大腸菌」が猛威を奮っています。どーも、不思議なのは、還暦を過ぎたアンティークマンですが、1990年(平成2年)、浦和市の幼稚園でO157が猛威を奮った(251名が感染2名死亡)ことで、初めてそのような菌の存在を知りました。つまり、新顔の悪いヤツ。その悪い菌が、なぜ平成になって日本、いや世界を脅かすのか?
私どもの幼少時は、うがい手洗いなどは、年に数回。畑の肥料も人糞、馬糞、牛糞、豚の糞…それでも、O抗原の腸管出血性大腸菌の出現はなかった。元々自然界に存在する菌であれば、60年前に流行してもおかしくなかったはず。なぜ、日本では、1990年以降なんだ?!
O抗原に基づいた病原性大腸菌の分類、有名どころは…O1、O6、O18、O25、O104、O111、O157…検出された順に番号がつくわけですが、現在はO175まである。
ユッケの腸管出血性大腸菌は、O111。社長さんの、ブチ切れ記者会見もありました。4人も亡くなったので、今はブチ切れないでしょうけど。
ドイツを中心に広がっている腸管出血性大腸菌は、「O104」。感染者は、(数日前の数字なので、今日はもっと多いかも)
<O104 感染状況 6月5日現在>
スウェーデン46人、ノルウェー1人、デンマーク18人、オランダ8人、ポーランド1人、イギリス11人、ドイツ1500人以上、チェコ1人、スイス3人、フランス10人、オーストリア2人、スペイン1人、アメリカ2人。死者は22人。(各国の感染状況はくどいって?折角ニュースを翻訳したので、徒労におわらせまいと書きました)
ヨーロッパの場合、事実上、国境がない。拡大して当然。モヤシやキュウリが感染源にノミネートされていました。通常、腸管出血性大腸菌は家畜の腸内にいる(5~10%、この割合は多いですよ)。糞から栽培に使われる水に混入するなどして野菜に付着することがある。それで、疑われたのですが、結局シロだった。
さて、なぜ今猛威を奮っているのかですが…
1982年・・・アメリカに出現
1990年・・・日本に出現
アメリカから来たことは明白。つまり、「腸管出血性大腸菌」は、1982年の少し前に、アメリカで、「強毒性に変異」した。
世界保健機関(WHO)は、今回の大腸菌を「極めて特異なタイプ」と発表しました!アノネ、「極めて特異なタイプ」は、WHOが発表する前に世界中の人々が知っています。問題は、なぜ特異なタイプに変異したかです。
「突然変異しか考えられない」という学者さんもおられる。それで片付けられるなら、世の中の現象は全て、「突然変異」で済む。その前に、突然変異ならなら、1982年以前にあっても不思議はなかったはず。
私は、WHOにも学者にも勝てませんが、毎日、牛糞にまみれて農作業をしているうちにある考えが浮かびました。
人類は、家畜の大腸菌を殺そうとします。菌は、なんとかして生きようとします。人類は、さらに強い薬を使って殺そうとします。菌は、毒性を増しながら智慧を絞って生き延びます。つまり、菌と人との智慧比べ。菌にそんな智慧があるはずないって?菌をバカにしてはいけません。種を保存するためには、何が何でも生き抜かなければなりません。
アメリカでは、抗生物質をバンバン使いました。これに対抗し、別の菌の遺伝子と結合することによって、抗生物質に対する耐性をつけてきた。大腸菌に、抗生物質が効かない所以でしょう。
ま、そんなことを牛糞にまみれて考えました。対策は考えなかったのかって?もちろん考えました。…死滅させるのはどうやっても無理。「口に入れない」…これしかないです。
私どもの幼少時は、うがい手洗いなどは、年に数回。畑の肥料も人糞、馬糞、牛糞、豚の糞…それでも、O抗原の腸管出血性大腸菌の出現はなかった。元々自然界に存在する菌であれば、60年前に流行してもおかしくなかったはず。なぜ、日本では、1990年以降なんだ?!
O抗原に基づいた病原性大腸菌の分類、有名どころは…O1、O6、O18、O25、O104、O111、O157…検出された順に番号がつくわけですが、現在はO175まである。
ユッケの腸管出血性大腸菌は、O111。社長さんの、ブチ切れ記者会見もありました。4人も亡くなったので、今はブチ切れないでしょうけど。
ドイツを中心に広がっている腸管出血性大腸菌は、「O104」。感染者は、(数日前の数字なので、今日はもっと多いかも)
<O104 感染状況 6月5日現在>
スウェーデン46人、ノルウェー1人、デンマーク18人、オランダ8人、ポーランド1人、イギリス11人、ドイツ1500人以上、チェコ1人、スイス3人、フランス10人、オーストリア2人、スペイン1人、アメリカ2人。死者は22人。(各国の感染状況はくどいって?折角ニュースを翻訳したので、徒労におわらせまいと書きました)
ヨーロッパの場合、事実上、国境がない。拡大して当然。モヤシやキュウリが感染源にノミネートされていました。通常、腸管出血性大腸菌は家畜の腸内にいる(5~10%、この割合は多いですよ)。糞から栽培に使われる水に混入するなどして野菜に付着することがある。それで、疑われたのですが、結局シロだった。
さて、なぜ今猛威を奮っているのかですが…
1982年・・・アメリカに出現
1990年・・・日本に出現
アメリカから来たことは明白。つまり、「腸管出血性大腸菌」は、1982年の少し前に、アメリカで、「強毒性に変異」した。
世界保健機関(WHO)は、今回の大腸菌を「極めて特異なタイプ」と発表しました!アノネ、「極めて特異なタイプ」は、WHOが発表する前に世界中の人々が知っています。問題は、なぜ特異なタイプに変異したかです。
「突然変異しか考えられない」という学者さんもおられる。それで片付けられるなら、世の中の現象は全て、「突然変異」で済む。その前に、突然変異ならなら、1982年以前にあっても不思議はなかったはず。
私は、WHOにも学者にも勝てませんが、毎日、牛糞にまみれて農作業をしているうちにある考えが浮かびました。
人類は、家畜の大腸菌を殺そうとします。菌は、なんとかして生きようとします。人類は、さらに強い薬を使って殺そうとします。菌は、毒性を増しながら智慧を絞って生き延びます。つまり、菌と人との智慧比べ。菌にそんな智慧があるはずないって?菌をバカにしてはいけません。種を保存するためには、何が何でも生き抜かなければなりません。
アメリカでは、抗生物質をバンバン使いました。これに対抗し、別の菌の遺伝子と結合することによって、抗生物質に対する耐性をつけてきた。大腸菌に、抗生物質が効かない所以でしょう。
ま、そんなことを牛糞にまみれて考えました。対策は考えなかったのかって?もちろん考えました。…死滅させるのはどうやっても無理。「口に入れない」…これしかないです。