アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

運転士や操縦士の居眠りやミス…責任の所在は

2011年06月11日 | Weblog
 北海道がおかしいわけではなく、JR北海道と北海道エアシステムのレベルが低いだけですけど。
 JR北海道は、トンネル内脱線&火災で、乗客が自ら脱出しなければ大惨事になっていた事故を起こした。トンネル内で列車が停止し、火災が発生しているにも関わらず避難誘導がなかった。誘導どころか、「列車の外に出ると危険」とアナウンスしていた。
 そして、その事故で社長が陳謝して、まだ深々と下げた頭を上げきらないうちに…居眠り運転が発覚。居眠り運転士は、昨年も居眠りを乗客に指摘されたが、「していない」と言い張って、お咎めなしだった。今回は、乗客が居眠りの様子を動画に撮っていたので動く映像ではあるが、動かぬ証拠となった。社長は、またまた陳謝。立て続けに起こった二つの事故とも、死者が出なかったのが救い。それにしても、JR北海道の内部規律ってどうなっているのでしょう?守らせられない規律なら無いも同じ。いかにいい加減か。社長がいち早く謝罪に現れた…会社の事故の責任は社長にあるわけで、当たり前ですけどね。

 北海道エアシステムのほうは、操縦士の操縦ミス(入れなければならない機器のスイッチを入れていなかった)で、機体が地上30mまで降下し、対地接近警報装置(GPWS)が作動した。会社側は、「手順は踏んでいた。運行の安全に問題は無かった」と発表。社長の謝罪?なし!「安全に問題は無かったのだから、どうして謝罪しなければならないんだ!」ってことでしょうか…地表30mまで下がって、「問題ない」はずないでしょう!十二分に危険です!国交省の調査が入るので、数日中に社長の「陳謝」があるでしょう。うすらハゲの頭頂部は見たくもないですけどね。

 会社の場合、社長に責任があるのは皆さん納得されるところ。では、町民の不祥事の責任は、誰にある?

 この度被災した福島県双葉町出身の男が児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕されました。これを受けて、双葉町は、義援金の受け取りを辞退…。「これは、一人の犯罪者を出した町なので、義援金を受け取る資格がない」という考え。町長が独断で決めたのだそうですが…これって、「町民の不祥事の責任は、町民全体にある」ということでしょう!双葉町は、埼玉県に集団で避難しているんです。1円でもお金が必要なのです。児童買春・児童ポルノ禁止法違反男の責任を町民に科すのはおかしい。町長の責任か?それも「NO」でしょう。誰も責任を感じなくていいです。
 双葉町は、町民の反発から、義援金の受付を再開しました。よかった。これまでに辞退した数千万円が、また届くといいですね。