アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

白髪は伸びが速いか?

2011年06月23日 | Weblog
 白髪についてなのですが…
 髪の毛が伸びる早さは、1日に0.25~0.35ミリメートル。平均すると1ヶ月で1センチメートル、5年で60センチメートル伸びることになります。ところが、白髪の場合、伸びるスピードが黒い毛の5~10倍の速さじゃないのか?と思われるのです。

 なぜそんなことを言い出すかって?髪の毛の白髪だけが、ほかの黒髪を引き離してピューっと伸びるのです。それも、極端かも知れませんが、一晩のうちに!
 
 なぜ白髪が生えるかは、現代医学をもってしても解明されていない。解っているのは、髪の毛の色(メラニン色素)を作り出す「メラノサイト」と呼ばれる細胞を構成するタンパク質が欠乏することによって起こるということだけ。その「なぜ欠乏するか」が解っていない。
 同じ1本の毛でも、先端は黒いのに、根元の方は白いこともあります。これは途中でメラニンを作る酵素、あるいはメラノサイトがなくなったということ?
 先端のほうは白いが根元は黒い場合もあります。これは、途中からメラノサイトが復活したということか?

 私が問題にしたいのは、伸びるスピード。眉でも、白髪だけが異常に長くなる。鼻毛もしかり。胸毛など、白髪だけで三つ編みが出来ます。「白髪の伸びが、黒い毛より速いなんて、気のせいだろう」と、思われる方に逆に質問したい。
 「ひげが髪の毛より速く伸びるのはどうしてですか?」
 男の場合に限りますが、ひげは一晩で0.5~1ミリメートル伸びます。ですから、毎朝ひげを剃らなければなりません。どうして?身体の部位の問題?ひげだって白いひげは速いですよ。気のせいではありません。

 ここまで引っ張ったのですから、自説を開陳します。
 まず、頭髪の薄い(つまり、そのー…いわゆるハゲ)結核患者が、髪の毛フサフサになることは皆さん御存知かと。つまり、結核の治療薬(セファランチン系)に発毛・育毛の効果がある。
 セファランチンはツヅラフジ科植物のアルカロイドが有効成分。つまり、植物に含まれているため、日々の食事で知らず知らず多少は摂取している。その程度の差が、毛の生えるスピードに関係している。白髪は、メラノサイトを構成するタンパク質の欠乏。自然治癒能力で、なんとかタンパク質を摂ろうと頑張る。(すると、黒い毛になってしまう理屈になるが、一度白髪になった毛穴からは白髪しか生えない)頑張るので、そこへ栄養が行く。黒くならない分、伸びるのを加速するエネルギーに使われる。
 まあ、こんなわけで白髪は伸びるのが速い!この説、どなたか証明してくれないかなあ!