アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

気になる木

2011年06月26日 | Weblog
林檎の木、蜜柑の木、柿の木…それがどうした?何の不思議もない。
 しかし、「キツネの木」これは不思議。
 「北の国から」で、黒板五郎一家が訪れたことがある「北キツネ牧場」では、木にキツネが成っている。正確に言うと、放し飼いのキツネが好んで登る木があり、あたかも木の実のようにキツネが成っている。キツネが木登りするとは…。

 私の幼少時、我が家には「ニワトリの木」がありました。ニワトリは放し飼いでした。犬も放し飼いが主流でしたから、ニワトリたちは安全な待避場所が必要。よってクルミの木(7~8mほど)に、とまっていると安全であることを学習しました。飛び上がって木の枝にとまる。なかなかおもしろい光景でした。さしずめ、「ニワトリの木」。ニワトリは飛ばないだろうって?カラスのようには飛べませんが、結構飛べます。目撃した範囲では、30mほどの川幅を対岸まで飛んだニワトリもおりました。

 猫が好んで休む、「猫の木」もあります。これは珍しくなく、日本各地にあるようです。

 「娼婦の木」を思い出しました。(昔読んだ)本からの知識ですがね。
 船が輸送の主流だった時代、世界中どこの港にも船乗り目当ての娼婦がおりました。大きな娼館がある港、個人営業の娼婦のたまり場がある港…。日本にもあったのかって?そういう質問が出るような時代になりました。檀原照和さんの、「消えた横浜娼婦たち-港のマリーの時代を巡って-」…ドキュメント…です。このドキュメンタリーには、「パンパンのメリーさん」も出てきます。「パンパン」は、死語どころか化石語になってしまっております。「パン屋さん」でも「拳銃の発射音」でもありません。念のため。

 …とあるアフリカの港には「娼婦の木」があったという(この話は、「消えた横浜娼婦たち」には出てきません。昔読んだ本の話です)。
 船が港に入っていくと、大きなよく枝を張った木に娼婦たちが鈴なりになっていたのだそうで。エイズが世界中に広まったはずです。