アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

狙って放水していただくと予算が浮く

2011年06月25日 | Weblog
「(弓などの)的」「◎」「渦巻き」「テントウ虫」…他にもいろいろあると思いますが…。小便器のターゲットのイラストです。公共トイレでは、私は男なので、男子用の小便器を利用します。いつも、足元に小便が落ちていないかどうかを確認して便器を選択します。女性は想像がつかないかとは思いますが、便器外へ放水する人やら、足元へダラダラと垂らす人が多いのです。ズボンの裾に、他人の小便を染みこませて歩きたくないです。よって、便器選びは慎重にしています。混んでいるときは、選択の余地がないので困ってしまいます。小便器の使用者が多い場合、大便所へ入ることもあります。ままあるのですが、太い大便をして、ついつい見とれて流し忘れたのか、「ブツ」が残ったままの場合があります。「何で、私が誰かの太糞(フトグソ)を流がさなきゃならんのよーっ!」と、情けなくなります。自分のブツは自分で流していただきたいものです。

 「急ぐとも 心静かに 手を添えて 外にこぼすな …」
 「朝顔の外に漏らすな玉の露…」
 「一歩前へ」
 こういう貼り紙、日本では現在なお見かけます。日本男児は小便については問題を抱えているということでしょうか。

 御安心いただきたい、小便の方向が定まらないのや、ダラダラ垂らすのは諸外国でも問題になっています。

 トルコ旅行中、ターゲットとしてサッカーのゴールがはめ込んである小便器を見つけました。サッカーボールの間違いではないかって?いえいえ、ゴールです。噂では聞いておりましたが、自分の目で確かめて、その感動で身震いがしました。えっ!排尿後の身震いじゃなかったのかって?り、両方ですね。

 芝のピッチに見立てた緑色の網(プラスティック製か?ビニール製か?)に横10cm高さ5cmで奥行きもあるサッカーゴールが立っていました。同じ素材のゴールネットもきちんとついていました。ゴールの枠へ放水すると、隣の人にかけることもないし、だらだら垂らすことも少ないということでしょう。「◎」とか「渦巻き」の絵を描いておけば済むものを、トルコではそんな手抜きはしない。サッカーが国技であるということもあるのでしょうが、サッカーのゴールを小便器内に設置してある。感心させられました。さすが日本の友好国です。

 スキポール空港(アムステルダム)では、「ハエ」のイラストが便器中央よりやや左に描かれております。一瞬、「ハエ!」と見間違うほど上手な絵。利用者は、「ハエ」を落とそうと放水するので、小便バラマキ事件は起こらない…。
 後日解ったことですが「ハエ」の導入により、スキポール空港のトイレ清掃費が年間数千万円浮いたという。そんなオーバーなって?「オランダ式倹約セラピー」という本に書かれています。私が適当に書いた数字ではありません。著者は「オーツ キョーコ」となっていますから、日本人かも知れません。
 ハエ一匹で数千万円が浮く…小便産業(?)もなかなかやるものです。何だか判然としない絵を描いておくのもいいんじゃないか?放水者は、汚れと思いこみ必死で洗い流そうとします。集中するので、横の人にかけることはない。ただ、あまり集中しすぎて跳ね返ったオシッコのしぶきでズボンを濡らすことはありそうです。