アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

一語一絵! 一期一会?

2012年07月08日 | Weblog
 会議の出席者に、「中○晃一」という名前を発見。聞き覚えがある。だけど、聞き覚えがある中○さんと、会議で御一緒する中○さんは別人であろう…と、予測…。
 顔を見た瞬間、「あっ!聞き覚えのある中○晃一さんだ!」…こういうこともあるのです。中○さんも、「オレはすぐわかったぞ。××さん(アンティークマン)は、わすれてたんじゃないのかぁ?」と、鋭い突っ込み。
 何しろ、23年前に1年間だけ一緒に仕事をしたことがある人…名前と顔は一致しましたが、行動の詳細を全然思い出せなく、大変失礼してしまいました。覚えているフリはしましたけどね。

 その点、家人の人づきあいには感心させられております。
 おおよそ40年前ぐらいからのおつきあいの方々と、電話、メール、手紙…の交換をしている。お互いの家へ行ったり来たりも。毎年、温泉旅行へ行って、語り明かしてくる友人もいる。

 で、「絵手紙」。家人に、10年前に近所づきあいしていた奥様から、月に2~3回、絵手紙が来る。なんでも、「絵手紙サークル」の作品を、家人に送って下さっているらしい。
 絵手紙は素晴らしい力を持っていると感じますね。サークルで習っているということですが、構図、絵、添えてある文字…どれも、「味」があります。「描いて書いた人」の心が伝わってきます。私など、手紙でも、ワープロで書いてしまいますが…これでは、心が伝わりづらいかも。絵手紙はいい!

 絵手紙っていつ頃から広まったのか?
 平安時代中期に「消息(手紙のこと)」として、今でいう平仮名で書かれていたらしい。その頃は、「相手を思いやり、伝えたいことを伝え、自分の心を癒す」もので、「絵」は描かれなかったよう。
 ちなみに、「消息」という呼び名は…
 「他人の安否を問い、自分の用件を伝えて心の不安を消し息む(けしやむ)」というところから来ている(貞丈雑記)。
 「心の不安を消し息む」…何とも趣があります。

 おっと、閑話休題。
 江戸時代になって、「気持ちを歌に込めて、送ることが多くなった」。そこに、絵が描かれるようになった。まあ、こんなところでしょう。

絵手紙…上手いとか下手とかがない。上手いのか下手なのかが分からないというほうが正しいか。書体も、ただ書いてあるだけなのに味わいがある。絵がなんともいい。

 短い人生、一期一会を大切に…絵手紙の一語一絵。
 で、家人の絵手紙に対する返信は、「メール」です。何とも味気ない。ただ、サークルの作品を、送ってくれるので先方さんは自分の手元に作品が残らない。その為、10枚ほど貯まったら、写真を撮って送っております。
 えっ?枕の中○さんはこの文章でどんな役目を果たしているんだって?
 実は、中○さんから、「楽しい再会でした」と、書かれた絵手紙をいただいたのです。絵はどんなだったかって?…わ、私の似顔絵でした…全然似ていませんでした。随分薄毛に描いてくれましたよ!