アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

無事故無違反者への報償制度ってどう?

2012年07月28日 | Weblog
 進入禁止の時間帯が書かれている交通標識がある。走行中に、「小さな字の数字をきちんと読んで、時計を見て、ああ、現在は進入禁止の時間だな、曲がらずに真っすぐ行こう」…これは無理でしょう。(時間帯の)数字を読んで、時計をみるだけで、3秒かかります。そして、待ちかまえている警察に捕まってしまう。警察にねじ込んでも、「標識を見ずに運転しているんですか?」と、責められてしまう。

 このような、軽微(と言っては不謹慎?)な交通違反者が毎日泣いています。被害者は…じゃなかった、交通違反とされてしまう人は、通常、安全運転に心がけている模範的な人であることが多いです。ですから、私のように、「ゴールド」を維持するのは並大抵のことではないのです。
 そこで、提案なのですが、5年間無事故無違反者には、10万円の褒美を与えてはいかがでしょうか?罰金は取るけど、御褒美は与えない…こういうのを、「やらずボッタクリ」と、いいます。
 10万円の御褒美のためなら、停車して交通標識を読みますよ。当然、交通事故は激減します。褒美の予算は、どうやって捻出するか?もちろん違反者からの罰金を値上げして確保します。違反者が減るのだから、罰金収入だけでペイできるか?まあ、その点は今後の課題ということで…。

 何か問題ありますぅ?
 「法を守ったらお金を与えるのがおかしい。3年間窃盗をしなかった人に、3万円の御褒美を与えるのって正しいことか」って?
 刑法と道交法を混同してもらっては困りますが、「道徳」の問題ですね?「法律」が出来る前、人々は、「道徳」で暮らしていました。「法を守った人には、お金をやる」…これが道徳的に正しいのかどうか…?これは結論が出ません。

 では、読書量に応じてお金を与える…これは道徳的にいかがですか?実際、米国のダラス市の成績不振小学校では、「本を1冊読む児童に2ドル払う制度」がある。成績が良くなって、お小遣いもいただける。いいと思うが、「読書がお金稼ぎの手段となれば、本を愛する心を腐敗させてしまう」という、もっともな御意見もある。

 交通事故が少ない社会、児童が一生懸命読書する社会…お金で実現すればこんな良いことはないと思うのですが。
 えっ?「だから、予算をどうするんだ!」って?
 では、予算の裏付けがない、「読書にお金を支払う案」は却下します。しかし、5年間無事故無違反者への御褒美は、なんとか推し進めたいもの。