アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ネグレクトだか何だか知らないが…

2012年07月03日 | Weblog
 新聞には出ませんでしたが…
 男子中学生が指に大怪我をして登校した。先生は、「どうしたんだ!」と叫び、大変だと判断し保健室へ連れて行った。
 中学生の言うには…

 母親はいつも、庖丁を持ち出す。些細なことでも言いがかりを付け、返事が気にくわなければ庖丁で脅した。
 今朝、母親はいつものように庖丁を持ち出した。いつもと違ったのは、「刺す」という気迫で向かってきたところ。男子中学生は、とっさに手で庖丁を受けた。痛みは感じなかったが、やがて出血。出血と共に激痛が走った。切られた指が落ちないように別の手で握りしめて学校へ来た…。
 
 当然、学校はネグレクトとして警察へ通報。と、いうわけでこの話自体、警察からの情報。
 母親は、精神科にかかっていた。父親はというと、朝から酒浸り。この中学生と、母親の庖丁事件の時も家で酒を飲んでいた。警察が訪問したときも飲酒していた。母親は、庖丁を持ち出して中学生を刺そうとしたことを素直に認めた。

 ここまでなら、「ああそうですか」、なのですが、そのあとの警察官の言葉に声を失いましたね。
 「この母親、父親とも、業務上過失殺人で服役していたんですよ」
 元殺人犯同士が、家庭を持って子どもを育てる。なんの問題もないけど…庖丁で脅して子育てをする…。現実なのだからしょうがない。この例、氷山の一角かも。

 もう一題。やはりネグレクト問題で、学校側が児童相談所(以下、児相)に相談した。調査した児相は、「今すぐ子どもを隔離しなければ危険が及ぶ」と判断した。保護者宅を訪問すると言う児相に、学校が待ったをかけた。
 「学校と保護者の信頼関係が損なわれます!家庭へ通報したり、訪問するのはやめてください」
 これには、児相がキレた。
 「子どもの安全と、保護者との信頼関係のどちらが大切なんですか!」
 こうなると、誰がネグレクトをしているのか?

 ネグレクト問題、内容の一端は、こんなことになっています…。