アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

新党「国民の生活は二の次」…気象の表現にも影響が!

2012年07月19日 | Weblog
 米国をドライブしていると、「米国一の○○屋」「世界一の□□屋」という、商店の看板をよく見ます。それだけでもおもしろいのに、それが真実であるところがまた興味深い。ホントかって?私はこれまで、ウソを言ったことがない。(←これが初めてのウソ?)

 「全米一おいしいハンバーガー屋」「世界一おいしいアイスクリーム屋」…ウソをついていません。店主の偽らざる気持ちを看板に書いたわけで、これを責められる人はだれもおりません。
 「世界一の洋服屋」…世界に一軒しかないから、世界一。ウソじゃないですね。

 これはウソだろう!と思う命名が日本に出現。新党「国民の生活が第一」。
 「自分の生活が第一」とか、「自分が首相になるのが第一」という党名なら、ウソで
はないのですがね。今度は、国民も騙されない…共同通信社の世論調査では、新党「国民の生活が第一」に期待しないが、「81%」。
 国民の生活を第一には考えてもくれないことだけは確か。話の俎上にあげたいのは、せいぜいこのネーミングぐらいのもの。

 虚偽の看板を掲げるのですから批判も多いが、インパクトの度合いは他の政党名をぶっちぎっております。
 何よりも、「長い!」。選挙報道では…「自民現」のように短縮しますが、「国民の生活が第一」は、どう短縮しますか?
 「国民」とすると、「国民新党」と間違われる。「国民生」なら、「民青」とか「生活保護」と間違われる。「国生第」なら「おにゃんこクラブ」と間違われる。選挙管理委員会も悩んでいることでしょう。
 お笑いタレントが、「国民の生活が第一」の短縮は、「のが」がいいんじゃないかと言ったらしい。平仮名が「の」と「が」しかないから、「のが」。短縮名、「のが」の可能性…あるわけないでしょう。いくら小沢さんの私政党であっても、バカにしてはいけません。おもしろいとは思いますが。

 では、どんな名前がよかったか…
 一番は、「小沢党」ですよ!短縮名?「小党」…。
 続いて、新党「小沢命」。この党名はそのまんまですが、実によい。正直だから。
 新党「やぶれかぶれ」。新党「しなばもろとも」。新党「毒を食らわば皿まで」これらは、党員の心情を表現した優れた党名です。
 
 新党「日本一」、新党「世界一」も、いいんですけどねえ。米国のハンバーガー屋方式で…。
 党の方針を党名にするのであれば、「国民の生活は二の次」が、よかった。
 
 元はといえば、民主党のキャッチフレーズ…表札を盗まれて、盗人がその表札をかかげているわけで…。民主党はこのキャッチフレーズを記したボードを裏返して隠すなど大慌てだったそう。
 新党「国民の生活が第一」…このネーミングは、すでに社会に影響を与えています。気象庁は、「これまでに経験したことがない大雨」という表現を使いました。「国民の生活が第一という党名が通るのであれば、大雨の形容だって長いものが許される」と…。

 新党を作るのは大変な費用がかかります。民主党の時は鳩山さんが出しました。「国民の生活は二の次」では、だれがお金を出すか?もちろん、小沢さんですね。それで、どこから出すの?はい、正解です!タンスからです!