アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ハナ垂れの男子小学生を、「さんづけ」で呼ぶ…

2012年09月05日 | Weblog
 小学校教員の中には、男女同権だか平等だかしらないが、児童全員を、「名字にさんをつけて」て呼ぶ人がいます。違和感ありあり。鼻クソをほじくるのに余念のない小学1年生の男の子が、「斉藤さん」と、呼ばれる。変だ!
 確かに、「…くん」と「…さん」なら、「…さん」のほうが上。男の子を「…くん」と呼び、女の子を「…さん」と、呼ぶと、男女平等なのに男が下になってしまう。
 言い分は分からなくもない。だけど、小学生にですよ!権利だ平等だウンヌンだの問題じゃないと思う。これが、社会人に対してなら、「(男性に)山田くん」、「(女性に)系図さん」と呼び分けするのは間違いですけどね。
 小学生のハナ垂れ小僧が、「野田さん」はおかしい。「野田さん!今、鼻クソを丸めて机の下になすりつけましたね!」…おかしい。(系図という名字をどこから引っ張り出したかって?山田ときたら、系図でしょう。「K's」。)

 作文の審査員になりました。まず、審査用紙に、「学校名、氏名、性別、学年」を書き込みます。審査の最中、年配の女性の審査員が…
 「名前からでは性別は分からない。だけど、内容に、私は…と、あるから女ね」と。「自分のことを、『私』としているからって、女の子だとは限らないでしょう!」と、私、つまりアンティークマンが割り込んだ。私は、この作文を読んでみて、男の子の作品と断定しました。ところが、年配女性は食い下がりました。
 「私は…と書くのは女の子で、男の子なら、僕と書くでしょう(そんなことも分からないのかオマエは)!」

 今時、このような了簡の人がいるということに、驚きを感じました。シーラカンス女ですね。いくら名士でも、この方を審査員にしたのは間違いですね。内容に関係なく、「男なのに、私は…と書くとはとんでもない。落選!落選!」ってところでしょうか。作文を書いた男の子が可哀想です。でも、「審査」なんてこんなもんです。少ない知識、狭い了簡の審査員もいるのです。

 教員の中には、自分のこと(一人称)を「先生」とする人がおられる。私は、いくら先生であっても、自分のことは「私」と、言うべきだと思いますがね。
 同じ「先生属」でも、医師の場合は、自分を「医師」と称する人はいません。いたらどうなるか…「医師はね、今朝、寝坊しちゃってさ」「好きな食べ物?医師はぁタンタンメンが好きだなあ」…あり得ない。
 同じく「先生属」である議員さん達は…「賛成派が多いようですが、議員は、この法案に反対します」…どこの議員だかわけが分からなくなってしまいます。一人称を「議員」とする議員はいない。つまり、一人称を「先生」とするのは、学校の先生だけってところでしょうか。

 加山雄三さんは、「僕属」ですね。「♪幸せだなぁ、僕はきみと…」「♪僕の行くところへついておいでよぉ…」
 「おら属」もいましたね。ザ・フォーク・クルセダーズです。帰って来たヨッパライで「♪おらは死んじまっただー。おらは死んじまっただー…」と、「おら」連発でした。