アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

いじめ対策…即効性→警察、遅効性→地球的視野

2012年09月25日 | Weblog
 美川憲一が中学時代にいじめられていた?!本人が東京・亀有の都立高校の「文化祭のトーク」で言ったのだから本当なのでしょう。
 いじめに遭い、泣きながら帰ってきたら、母親が「いじめ返してきなさい」って。だから、いじめ返したわ。芯が強かったのよ。人が嫌がることをすると、必ずしっぺ返しで返ってくる。周りでいじめに遭っている子がいたらスクラムを組んで守ってあげてほしい…。

 あ、あのね、いじめ返した…これ、いじめか?このようなのは、いじめではなく「ケンカ」だと思うが…。美川くんが、「いじめだ」と思ったらいじめだって?そうゆう曖昧なことだから「いじめ」があとを絶たない。と、いうか「いじめ」はなくなるはずがない。

 美川くんの「いじめ認識」の基本的な間違いは、「周りでいじめに遭っている子がいたらスクラムを組んで守ってあげてほしい…」ですね。言葉は綺麗ですが、できっこない。ま、美川憲一らしいというところでしょうか。

 大津市の中学生自殺の背景に悪質ないじめが浮かび、警察が強制捜査に踏み切った。
 これには、さすがの文科省も動揺した。全国の学校や教委の問題解決を助けるという「子ども安全対策支援室」を省内に設けた。とにかく、何かをしなければ、「文科省は、なにもしない」と、責められるから。
 今回出したプランでは、弁護士、精神科医、元警察官、学者らを「いじめ問題アドバイザー」とする。アドヴァイザーの助言を受け、さらに全国200地域に専門家チームを国の財政支援で置く…。

 「そうかそうか!これでいじめは減るだろう!」と、考える日本国民はどのくらいおられるでしょうか?これまでと、全く変わらないと思いますよ。
 スクールカウンセラーや(外部機関や家庭と連携する)スクールソーシャルワーカーを増員・拡充しても、正直なにも変わらない。早急に変えようとするのであれば、「警察」との連携強化しかない。

 そんな希望のないこと書くなって?「警察」は、一つの希望です。警察以上の希望は、私の「考え」です。しかし、即効性がない。遅効性です。
 どんな考えか、「児童生徒が、登校が待ち遠しい学校を作ること」です。そんな平凡なこと、誰でも言うって?私の、登校が待ち遠しい学校とは、「楽しくてしょうがない学校」です。100%の児童生徒が「楽しい」。これは、個々人に、「外へ向かった目標」があることです。地球的視野でものごとを考える。
 「内向き」は、「短所、欠点を見つけて、からかい→いじめを生みます」。しかし、「外向き」は、「夢・希望、それに近づこうとする努力」を生みます。学校へ行くのが楽しくて、しょうがないのです。

 いじめの撲滅は、「学校の力」にかかっています。家庭の力は及ばないのかって?公教育における、「いじめ撲滅」を論じているゆえ。