尖閣問題解決の…わりといい方策

　中国４千年歴史・・・！素晴らしい歴史を持つ国、中国。上海とか蘇州を旅行したときは、「たいしたことないなあ」と、思いました。
　桂林では、「山水画のような景色が素晴らしい」と、自然の風景に感心させられました。
　で、北京では…「素晴らしい！」と思いました。天安門広場の赤旗が、風もないのに強烈にたなびいていました。それだけでも、感動的。（共産主義者でも、共産党支持者でもありません。念のため）

　米国が、ワシントンＤ．Ｃ．を国の威信をかけて整備するのと同様、中国は北京に力を入れています。「中国は嫌いだ」と、おっしゃる人も一度は北京を訪れたほうがいい。

　しかし、もう中国旅行は止めたほうがいいです。
　なぜそのようなことを言うのかって？
　中国のポータルサイト「騰訊網」の調査では、回答者約５万３０００人のうち、今回の大使車襲撃を「良いこと」とする回答が８２％！つまり、「良いこと」になってしまっています。犯人？もちろんヒーローです。

　駐中国大使の車が襲撃されたのですよ！たまたまけが人がでなかったというだけで、とんでもない大問題なのです。そういう意識が日本政府に足りない。「どうせクビにする丹羽大使だから…」ということ？野田さんの車が襲撃されたら、ようやくなにかするのかねえ？まさか、大使車襲撃の黒幕は…イヤイヤ、それはないと信じますがね。

　駐中国大使車が襲撃された直後、中国当局は中国国内各メディアに対し、「事件に関して当局の発表以外に独自報道はしないよう規制する通達」を出していた。
　なぜ？
　１　抗日行動の激化をおさえるため
　２　事件自体を封じ込め、容疑者の処分を隠密に進めるため
　ありがとうと言うべきか？中国は変わっていないなあと言うべきか？

　日本の外交官の車を襲撃することが、「良いこと」となれば、日本人を襲撃することなど、ハエの幼虫にキンチョールをかけるようなモノ。危なくて中国の街など歩いちゃいられない。
　と、いうわけで、中国旅行は今しばらく自重しなければなりません。
　えっ？「広州は、すべての外国人を客人とみなし、分け隔てない安全保障措置をとる」と言っていたから安全だろうって？
　そ、それは、２年前の広州アジア大会の時の話。あのときも、尖閣諸島沖での衝突事件で日中関係が緊迫している最中でしたね。 デモが相次ぎ、日本選手団の安全に懸念が示されるようになっていました。尖閣…文字通り、「小さな島の大きな問題」です。
　解決？日本が領土問題はないと言い、中国も…解決などするはずがないでしょう。唯一、日本が軍隊を持てば、解決しますがね。