アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「愛国心=クールジャパン」です!

2012年09月07日 | Weblog
 「愛国心=右翼思想」とする部分があります。思想信教の自由ですから、「右翼思想」は、なにも悪くない。ただ…私のつたない経験では、連日連夜、右翼を名乗る街宣車に責められとうとう自殺してしまった人がおりました。つまり、「右翼」を都合がいいように名乗る…自殺へ追い込んだ街宣車グループは、本物の右翼ではないと思いますが…よくないです。そうゆうことがあるから、「右翼」のイメージは悪くなる。そんなわけで「愛国心」のイメージも汚されてしまう。

 ロンドン五輪、久しぶりに、愛国心を包む閉塞感を吹っ飛ばしてくれました。揺れる国旗、日の丸!ロンドンへ出かけた人も、テレビ観戦の人も、一丸となりました。日本国民は、「愛国心」を持っている民族なのです!よかったぁ!

 ロンドン五輪、なでしこジャパンの準決勝フランス戦の後の、宮間選手の行動について、アメリカで報道され大きな反響を呼びました。宮間選手が何をしたか…
 宮間選手は、なでしこに負けて芝生に座り込み呆然としているフランスの選手に歩み寄り、彼女の肩を両手でそっと押さえ慰めた…

 どうだ!これが、日本人ですよ!
 それにしても、その宮間選手の様子を見ていて記事にしたNBCニュースの記者(ナタリア・ヒメネスさん)は、素晴らしいと思います。彼女でなければ、この記事は書けなかった。断言できるのかって?彼女は、宮間選手がワールドカップの決勝後、アメリカのゴールキーパー(ホープ・ソロ)を慰めていた様子を見ていました。それがあるから、今回の記事を書くことが出来たのです。

 ナタリアのそのあとの文章がまた素晴らしい。
 数分前まで死闘を演じた後、勝者は敗者をいたわり、敗者もまたそれを受け入れている。精根をかけて戦った後、このオリンピアン(宮間選手)は真のスポーツマンシップを見せてくれた。これが日本の文化だ。日本人は敗者に対しても礼節と尊敬を忘れない。

 背筋がゾクッとします。「日本人は敗者に対しても礼節と尊敬を忘れない」これが日本人です。そのことを分かっていただいて、嬉しいです。

 近代五輪は商業化されています。「経済効果」…このことばが席巻しています。そんな中、宮間選手の行為は、「世界平和を目指す」もの。これって、正しく、オリンピック精神です。

 人間は、自分を大切にしなければなりません。自分自身のことを大切に思う心。自己愛といってもいいでしょう。ナルシシズムとは別のモノですのでそこんとこよろしくお願いします。
 自分が大切という心(自己愛)→家族を大切にする心(家族愛)→郷土を大切にするこころ(郷土愛)…そして、愛国心へと。
 愛国心の先にあるもの。それは、もちろん、「世界平和」です。

 宮間選手とナタリアのお陰で、日本人は胸を張って「愛国心」を叫ぶことが出来るようになりました。