アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

昆虫を食用に!すでにそうなっているけどね

2013年06月08日 | Weblog
 国連食糧農業機関が世界の食糧問題に対処するために、昆虫の活用を勧める報告書をまとめた。食用のほか、家畜の飼料に使えば、餌用の魚類を人間に回すことができるという。

 昆虫を食べる時代の到来!
 私は、たべものの好き嫌いがない。なんでも食べるし、なんでもおいしい。まずいと思ったのは、「うまっ!」と書かれた幟(のぼり)のラーメン屋のラーメンぐらいのもの。あれは、まずかった。「看板に偽りあり」ってのはあるが、「幟に偽りあり」もあるってことですね。

 「アリ」「ウジムシ」「イナゴ」「トンボ」「セミ」「ハチの子」「カイコ」・・・どれも、食べてみるとなんてことはない。正直言って、おいしい…わけでもない。

 ウジムシをどうやって食べたかって?ウジムシを食べるのは、「カース・マルツゥ」というイタリアのチーズが有名です。生きたウジムシが入っている。私が食べたのは、カース・マルツゥではなく、トルティーヤ(すり潰したトウモロコシから作る薄焼きパン。今は、小麦粉から作られたパンもトルティーヤと呼んでいる)に挟んで食べました。もちろん生きているものを。

 アリは、中国の、「アリの卵で作ったジャム」が有名。ボルネオでは、調味料として、米に混ぜて食べる。南米では、トウガラシで作ったソースの中に入れて煮て食べる。
 オーストリアでは、アリをすりつぶしてパンにつけて食べます。
 スウェーデンでは、焼酎をよりおいしくするため、アリをライ麦と一緒に入れて蒸留しています。スウェーデンに焼酎はないだろうって?スウェーデンには、色々な種類の焼酎があります。すこぶる美味しいですよ。最も有名なのが、「アブソリュート・ウォッカ」です。「ウォッカ」の部分だけ聞いて、「ロシアの酒」と勘違いする人がおられますが、れっきとしたスウェーデンの焼酎です。「ウォッカ」そのものは、北欧・東欧・中欧がルーツ。「ウオッカ=ロシア」ではない。
 「アブソリュート・ウォッカ」には、「黒スグリ味」「ペッパー味」「レモン味」があります。私は、「黒スグリ派」。旨いです。すぐに酔いますがね。アルコール度数50度ですから。

 閑話休題。アリも、トルティーヤに挟んでいただきました。汚いだろうって?アノネ!道端のアリを捕まえてくるわけじゃないんです!ウジムシだって、食用に養殖しているウジムシですから大変清潔です。ウジムシ工場では、豚肉を吊してある。豚肉を食べて太ったウジムシは、自分の体重を支えきれず豚肉から落ちてしまう。それを集めて、新鮮なウジムシを出荷する…。ホントですよ!なかなか信じてもらえませんがね。

 トンボ、セミは、40数年前ですが、「炭火で焼いて食べさせる居酒屋」があったんです。荻窪か西荻窪…阿佐ヶ谷だったか…。味?何の変哲もない。特に旨いわけでもなかったですね。ヤゴの唐揚げは普通に食べられていますが、トンボ(成虫)は、今は食べる人も食べさせる店も少ないかな。
 セミは、食材としては珍しくないですね。日本のみならず、中国・東南アジア・アメリカでも食べられています。
 イナゴ・ハチの子は、一般的な食材になっています。カイコも、長野県ではスーパー等で佃煮で売られています。

 こうしてみると…国連食糧農業機関の、「昆虫を食用として勧める報告書」…奇をてらったモノではないということですかね。