アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

介護者、被介護者…双方の幸福は…

2013年06月11日 | Weblog
 認知症の高齢者は、昨年で305万人(厚生労働省推計)。
 
 で、また今年も、クラス会の幹事を押し付けられ…案内状を封書で出して、返事をメールまたは電話でもらうようにしました。
 電話がありまして…
 「クラス会だけどよぅ!案内状に会場が書いてないぞ!」
 「(私は、チョットだけ腹が立ちましたが、そこは人物が出来ているので冷静に)人数が決まってから会場を決めて、参加予定者へ連絡すると書いてあるでしょう」
 「(この反撃に戸惑った様子で)か、か、会場が決まったら連絡頼む」

 この横柄な野郎に、どうして私が下手に出なければならないんだぁ!
 そして、会場が決まり、この男に電話しました。
 「クラス会の会場の件ですがね…」
 「オレ、何も聞いてねえぞ、クラス会なんて!」
 私は、即座に電話を切りました。こういう手合いとは話をしたくない。認知症もいいとこ!かなり重症ですよ。

 そんなことがあって数日後…その男から電話が…
 「(横柄に)おぅ!一体、クラス会はどうなってんよぉ!」
 「(咄嗟に)中止!中止になったから。じゃあねぇ(ガチャン)」
 これでいいのです。認知症への対応の見本のような例ですよ!本当はもちろん実施ですけどね。

 認知症の高齢者、305万人。隠れ認知症も300万人はいるでしょう。大変なことになっています。
 わが家の、「88歳、女性、重度の認知症(要介護4)」を見るにつけ、家人は、「私がこんな風になったら、すぐに特老ホームへ入れてね」と、言います。
 自分が何物なのか分からない。名前すら分からない。誰に介護されているかなど分かるはずもない。このような人を自宅で介護するのは、介護する人も介護される人も不幸です。お互いの幸福、それは特老ホームです。
 ただ…田舎の特老ホームでも、およそ40番待ち。わが家の88歳は、いつになったら入居できるやら。年に10人亡くなったとして…入居できるのは4年後かあ…。介護する側の精神神経は、4年ももちません…。