アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

青山学院?青山学園?

2016年03月11日 | Weblog
 クロスカントリー日本選手権 2016(2月27日)シニア男子12km…1位は旭化成の市田孝選手。3秒差の2位が、青山学院大学の神野大地くん。4位も青学の田村和希くん。5位 服部弾馬(東洋大学)、6位 馬場翔大(駒澤大学)7位 市田宏(旭化成)8位 前田将太(大東文化大学)…あらら、8位入賞に、大学生が6人も。

 クロカン日本選手権の翌日(2月28日)は、東京マラソンでした。日本人の上位は…
 日本人1位 高宮祐樹(ヤクルト2時間10分57秒)、2位 下田裕太(青山学院大2時間11分34秒)、3位 一色恭志(青山学院大)、4位:服部勇馬(東洋大)…あらら、上位4人中3人が大学生。強い実業団選手が出ていなかったんだろうって?あ、あ…観ていなかったんですかぁ?元祖山の神の今井正人(トヨタ自動車九州)のほか、九電工の岩永暁如、日立物流の山岸宏貴…日本を代表する強豪が目白押しでした。

 私の古い概念では、「クロスカントリーは怪我をしやすいのでさせないほうがいい」「マラソンは、実業団に入ってからやるもの。大学生はすべきではない」でした。古い概念、気分良く爆破されてしまいましたねえ!破壊されてこれほど気分がいいことも滅多にないことです。

 青山学院大学…なんなんでしょう!?昨年の箱根駅伝優勝の時は、「フロック?」などと失礼なことを考えました。今年の完全優勝でも、「本当に…実力があるのかぁ?」と、不安でした。しかし、前述のようにクロカン日本選手権、東京マラソンでの活躍、いや大活躍をみて、「本物だったんだぁ!」と。

 どうして、ここまで強くなったのか?大学生が、プロのような実業団の選手に勝ってしまうんですよ!実業団のメンツもヘチマもあったもんじゃない。
「ワクワク大作戦」「ハッピー大作戦」「チャレンジ大作戦」…これらは、青山学院大のキャッチフレーズ。このキャッチフレーズ、惨敗続きだったら、大嘲笑にさらされたはず。学生最強になったのでだーれにも嘲笑されない。
 強くなった理由は、「地道で、泥くさい練習につぐ練習の成果」でしょう。そんなことぐらい、どこの大学でもやってるって?
 そうなんですが、他大学と違うのは、「ワクワク大作戦」「ハッピー大作戦」「チャレンジ大作戦」が示すように、「おもしろさ」ですね。「地道で泥臭くて厳しくて…クソおもしろくもない」…これじゃあ、やる気が萎えます。

 原監督は…「クロスカントリーの練習は怪我をする?古いっ!」「やりたいことを理解して、そのやる気をうまく引き出す」「上級生が、掃除などを下級生にさせるのではなく、自分たちが進んでやる。上下関係の排除」。指導者が、固定観念を押しつけない…。ここですね。

 ボランティアの職場で10人ほどで昼食をいただいているとき…いつも話題を提供してくれる58歳の男子教員が…この人信じがたいほど世の中が見えていないんですがね…
 「青山学院大学って、とんでもない悪い学校ですね」
 「(我が家には青学卒がいますので、私が責められているような…)何か、いけないことがありましたかぁ?」
 「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでお土産を買って、お釣りの計算をしたら、数学の履修。バスの中での邦画や洋画の鑑賞で、「英語」や「国語」を履修したことになる。一度も試験を受けず、リポートも出さずに、卒業したケースもあるんだって!…青山学院って、スポーツでは有名だけど、とんでもない学校ですねえ!」
 「(そんなはずないだろうがぁ!と、思いつつ)そ、そ、そうなんですかぁ?」
 「テレビのニュースでやってましたよ!」
 その時、私の隣の席でカレーライスを食べていた59歳の教員が…
 「それ、ウィッツ青山学園だべぇ!青山学院とは関係ないよ!(知ったかぶりしてじゃべるなよなぁ、あきれ顔)それに、青山学園は高校!」

 「青山学」までは、そっくりなんですがね。
 …そ、それにしても青山学院、いい迷惑。どこで酷評されているかわからない…。