アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

栄枯聖水…ん?

2016年03月03日 | Weblog
 「(公衆)電話ボックス」…都会はいざ知らず、田舎では減りましたぁ!と、いうか、見つけるのさえ難しい。電話ボックスのみならず、赤電話も、ピンク電話も。緑電話も…とんと見かけない。黄色電話は絶滅したか?携帯電話、スマホが、いかに普及しているかってことでしょう。

 あと、自販機。めっきり減ったのではないかなあ?まず、タバコの自販機、とんと見かけない。その昔は、日本酒の自販機(ワンカップなんたらとか、ヒモを引くと燗酒になるものなど)もありましたが…絶滅か?!
 なぜ自販機が減っているか?…殺人事件が毎日報道される日本ですが、「自販機荒らし」のニュースはあまり聞かない。そんなもんニュースにならんじゃろうって?殺人事件の陰に隠れてしまっているのかねえ?

 治安と自販機は密接な関係がある。これは誰しもが認めるところ。日本の田舎には、野菜の自販機、果物の自販機、生花の自販機がある。山菜の自販機まで。
 なぬ?「それらって、無人販売ってことだろう!自販機とは違う」って?あ、あ、あのね、「自分で料金箱にお金を入れて、自分で持ってくる」正真正銘の自販機(自分で販売してもらう機器)でしょうがぁ。

 私が感動した自販機としましては、「スイカの自販機」。大きくなりすぎたり、形がいびつなスイカを、500円で売っていた。これ、500円を料金箱へ入れずに10個ぐらい持ってきても…無人だし、防犯カメラなどありゃしないから…。まあそのようなことをする人がいないから、スイカの自販機が成り立つわけで…このような無人販売システム、日本固有のモノなのかも知れませんね。つまり、日本は(窃盗部門では)治安がいいのかも。

 東京の地下鉄銀座駅に、「カットリンゴ」の自販機があるのだそう。1袋200円で、皮付きのリンゴが4切れ(リンゴ半分の分量)入っているんだと。高いと思うが、「そのまま食べることができるので女性や子ども、外国人観光客がよく購入していく」のだそう。まあ、好きにしてください。

 自販機は、日本発祥だろうと思ったら…な、なんと、紀元前215年ごろ、エジプトで「聖水自販機」が作られたという。これも、お金を入れたらペットボトルの聖水が出てくるというモノではなく、「自分で聖水を汲んで料金を入れるシステムの自販機」だったのでしょう。あのゴミの山とラクダの糞のエジプトで?と、一瞬思いましたが、文明発祥の地ですから…頷けるところです。先発後進地の典型かっ!
 では日本では?1888年(明治21)にタバコの自販機が考案されたという。自販機の元祖はタバコであったか!栄枯盛衰ってことですね。
 エジプトでは、栄枯聖水。うまいなあ!(自分で言うなってかぁ)