アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ありがとう文春!テレビ・新聞 大丈夫かぁ?

2016年03月14日 | Weblog
 1 ベッキーと川谷絵音(ゲスの極み乙女)の不倫
 2 甘利明元大臣の金銭授受疑惑
 3 宮崎謙介育休(元)衆議院議員の不倫
 4 巨人選手の野球賭博
 5 SMAP分裂騒動(メリー喜多川副社長の独占インタビュー)
 6 元プロ野球選手 清原和博の覚醒剤(2014年から)
  上記の全てが、週刊文春のスクープ。つまり、週刊文春がなかったら、これらの悪事が明るみに出ることはなかったかも知れない。ベッキーの言葉を借りると、「ありがとう、センテンス スプリング!日本国民は感謝しています」。

 で、せっかく週刊文春がスクープしたのに、メディアが乗ってこなかった…業界用語なのかどうかは知りませんが、「空振り」でした…。週刊文春2月18日発売号の、「元少年A」の追跡記事なんですがね。上記1~6はいわば、「ゲスネタ」。元少年Aの問題は、ジョウズネタとは言いませんがね。ゲスは漢字で「下衆」。反対語は、「上衆(じょうず)」。
元少年Aの「絶歌」。読んだ人の何人が、「ああ、酒鬼薔薇くんは立派に更正したんだなあ!」と、感じたでしょうか?私は、絶歌を出版したこと自体に大いに驚きましたがね。
 本を売り出したということは…33歳になり、更正して静かに暮らしているんだろうなぁ。贖罪意識から、絶歌を書いたんだろうなあ…と、思いました。
 ところが…。更正は…?贖罪意識は…?少年法…いいのかぁ?元少年Aの近隣の住人…大丈夫かぁ!

 そんな折の週刊文春…
 週刊文春の記者が元少年A直撃すると、はじめは動揺の色を見せたらしい。が、その後、記者に激昂し「命がけで来てんだろ!」と、威嚇しながら、約1kmにわたって追い回した。少年院時代は、毎日5階までの階段ダッシュを15往復、腕立てと腹筋を各100回こなしていた(身長170cm、体重70kg)…1km走るのは、朝飯前。捕まっていたら記者はどうなっていたのでしょうか?
 元少年A、怖いですよ。瞬時に激高し、何をするか分からない…酒鬼薔薇聖斗を彷彿。

 人権にかかわる問題として、「刑を終えた出所者を社会はどう受け入れるべきか」これが当面の大きな課題。新年度、私が参加予定の研究会のテーマの半数以上がこの問題。 
 週刊文春の元少年Aについての問題提起…ベッキーやら甘利やら育休やら覚醒剤などには、バンバン食いついてくるメディアが、なぜ食いついてこなかったのか?
 ツイッターなどでは大きな反響があったという。しかし、テレビ・新聞ではまったく取り上げられなかったんだと!
 国民にとって、下衆な問題と上衆の問題、どっちが重いか…。メディアの頂点に立つ、テレビ・新聞は、「多くの善良な国民は、笑ったり、呆れたりするゲスネタが好き」と、判断しているのかなあ…。