アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

党をあげて大切にすべき人物

2010年10月10日 | Weblog
 対中国、ねじれ国会、小沢強制起訴…バタバタしております。そんな中、一人の議員が、小沢さんの強制起訴に係わって、「当然離党すべきだ。小沢氏が判断しないなら、公党として除名処分、離党勧告などの判断が必要だ」と、言い放った議員さんがおられました。
 自民党でも、公明党でもない…民主党の議員。し、しかも、民主党国会対策委員長代理の、牧野聖修さん。恐怖の魔女狩り集団の中で、このようなことが言える魔女…肝っ玉が据わっています。

 そのあと…牧野さんは、自らの発言が党内で混乱を招いたとして、役職辞任届を提出した。この潔さ!鉢呂さん(国対委員長)は、この辞任届を受理。鉢呂さんの本心は、「牧野さんよく言った!」でしょう。小沢さんは、鉢呂さんを、「完全無視」しましたから…「小沢とっとと辞めろ」と言った牧野さんは、百万の味方です。役職上、辞任届は受理しました。これはこれでいいと思います。

 役職辞任のあとの牧野さん、ガリレオ・ガリレイ状態でした。
 「小沢さんの離党?当然でしょう。私は間違ったことを言っていません。国会対策副委員長?しがみつく理由がない。言ったことを撤回するつもりもない」
 どうでしょう、ガリレオが、「それでも地球は回ってる」と、言ったのと同じでしょう!(実際にガリレオがそう言ったかどうかは不明ですがね)

 牧野さんは、先の参院選の民主党敗北の時も、「小沢が離党しないのであれば、党として離党勧告しろ」と要求。「(2人区での複数擁立が民主党大敗の原因として)これだけ現職を落とした小沢氏は万死に値する」と言いました!

 並の議員じゃないですよ。小沢さんの影に怯える民主党議員の中で、これだけはっきりモノを言う人がおられる。このまま葬り去ってはならない人です。牧野さんを守ることができるのは…鉢呂さん、枝野さん、安住さん、岡田さん、前原さん…結構いるわ!早い話が、小沢さんと距離をおいている人ばかり。牧野さんは大丈夫そうです。鳩山さんはどうなんだって?「大恩ある小沢さんを批判する牧野さんを葬るのは、私の大義」などと言い出しそうなのでかまわない方がよい。菅さん?腹の中では喜んでいるでしょうが、今、自分の足元が…。
 菅さん、6日の衆院本会議の稲田朋美氏からの質問に「(自分は)これほど汚い言葉は使わなかった」「答弁で原稿を読むなというなら、原稿を読まないで質問するのが筋ではないか」などと答弁。「品」がないよなー。
 それにしても、牧野さん…あれからまだ日が浅いのにもう忘れ去られているんじゃないかなあ…。

宇宙生物は無限に存在する

2010年10月09日 | Weblog
 私が子供の頃から考えはじめ、今でも考えていること…それは、「無限ってどういうことか?無限の限界(?)の先にも何かある。その先にも…つまり限度がない…」これで、ストンと納得する人が多いのでしょうが、私は、その先に何が…。と、考えるもので…。気が遠くなる。

 無限の代表は、「宇宙」。「宇宙人(宇宙生物)は、存在するか?」という話題が時折出される。私は、どうしてそんなことを話題にしなければならないのかが不思議。なぜかというと、私達地球人自体が、宇宙生物でしょう!宇宙生物は間違いなく存在しているのです。無限の宇宙ですから、地球と全く同じ惑星が、無数にあるわけです。よしんば、地球と同じでなくても(酸素がないとか高温とか)、その状態で暮らせる生命がいるはずです。
 そんなわけで、地球人以外の宇宙人も間違いなくおります。しかも無限に。お断りしておきますが、これまでに地球へ来たと思われる宇宙人…イイダコみたいな…あれは、違うと思いますよ。UFO…これらのうちには、他の惑星から来たものも含まれていると思います。何度も言ってきましたが、私はUFO目撃者の一人。人工衛星とか飛行機と間違えたとは思っておりません。

 ナスカの地上絵…描いたというか作ったのは、現地人ですが、誰が観るのか?今も謎ですが、宇宙から来られた生命に観ていただくものだったら嬉しくなってしまいます。多分違うでしょうけど。では誰が観たのか?これを考えるとまた気が遠くなる。

 「地球に最も似た惑星…20光年の先に発見」…ほらね!無限の宇宙ですから、地球に似た惑星など無数にある。しつこいけど。
 NASA(米航空宇宙局)が、(太陽系外の惑星としては、これまでに発見された中で)最も地球に似た惑星を米カーネギー研究所などのチームが発見したと発表した!

 この惑星は…
 1 水が存在する
 2 大気がある
 間違いなく生命が存在します。しつこいが、このような惑星は無限にあります。言い切っていいのかって?「絶対」という絶対使ってはならない言葉を使える数少ないケースです。無限の宇宙だから…。
 矮星との自転・公転の関係で、表面の半分は常に昼、半分は夜の状態だという。便利な星です。仕事をしたいときは、昼間部分へ出勤。眠りたいときは、夜部分へ行けばよい。家も、昼と夜を分ける境界地点に建てるとよい。家の中に、夜部分と夜部分がある。便利、便利。

 それにしても、20光年先…遠いわ!光の速さの乗り物に乗って、私がその惑星を調べて地球へ戻ったら、102歳になっている。戸籍から抹消されているかも…。ま、無限を考えると、気が遠くなってしまうということで…。

 日本に残っている正義…検察審議会

2010年10月08日 | Weblog
 私ども小市民にとって、「検察=絶対の正義」でした。「でした」と、過去形で書かなければならない理由は、赤ちゃんを除く日本人の殆どが唖然としたあの大阪地検特捜部の押収資料改竄事件。「前田恒彦(主任検事)の証拠改竄は許せない」と、涙ながらに訴えた正義の味方の女性検事がおられたそうですが…それを黙殺した上司の検事たち…。正義もヘチマもない。
 警察も危なくてしょうがない、検察も何するか分からない…。無実でも簡単に犯人にされてしまう時代…。対策として、外出は最小限に抑える…そうなると、また、引きこもりが増えるなあ…。

 検察審議会(東京第五)が、民主党の小沢前幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入資金の報告書不記載について、2度目の「起訴相当」議決を発表した。これで、起訴されるのが確実になったわけ。

 空本誠喜議員は、「魔女狩り国家になる」と。アノネ、現代用語としての魔女狩りは、コミュニティ間で、偏見にもとづいて行われる糾弾・排除行為のことですよ。「理不尽」なもののことですよ(魔女狩りは、旧約聖書の「女呪術師を生かしておいてはならない」から始まったもの。私は、セーラムまで行って魔女狩りを調べましたが、結局よく分からないままです。人の欲と宗教と時代によって変わってきているのです。簡単に口にできるような代物ではない)。検察審査会を「偏見」という空木さん、あなたが偏見だ。
 また、森裕子議員は、「ああいう形でやられてしまえば、ほぼ全員の議員が悪人に仕立て上げられてしまう」と。こういうことを言う…信じられない。検察審査会の判断は、民意そのもの。選挙では、「国民のため」と、国民をおだて上げておきながら、「国民がバカだから、ほぼ全員の議員が悪人になる」。こういう議員は、肥だめに落ちたほうがいい。「議員」ではなく「偽員」だから。(ウマイ!)
 驚かされたのは、原口一博前総務大臣の検察審査会への暴言。「裁判で無罪になったらどう責任をとるんだ!」…もと大臣で、将来は首相という声さえある人がこの認識。情けないです。
検察審査会は、「有罪か無罪かを裁判で明らかにしよう」と、いうものです。(有罪にできる事件を起訴するのが検察)原口さんの、「無罪になったらどう責任をとる!」という恫喝は、全く当てはまっていないということです。
 裁判で無罪になったらそれでいいじゃないの!検察審議会の審査員が責任をとらなければならないの?!それだったら、誰も審査員になりませんよ!

 土地購入資金4億円を、自己資金といいながら銀行から借金している。これって何?挙げ句の果てに、「タンス預金」。この話に納得できないのは、至極常識的な市民感覚です。
 「市民感覚が悪い」と、おっしゃる人もおられる。「ド素人が!」というバカもおられる。62年も続いてきている検察審査会です。…これまで、その存在すら知らなかったような人たちが、「スワ、小沢先生の一大事」と、騒いでいる。ド素人が、市民感覚で起訴相当と決めるのが悪いなら、どうして62年間放りっぱなしにしておいたの?制度にケチをつけて、審査員を脅してまでも、小沢先生を守る…それでも国会議員か!小沢さんと一緒に辞職してくださいよ!

 検察審議会!よくやった。原口さんの脅しに屈せず、これからも曖昧なモノはどんどん起訴相当にしていただきたい。裁判で白黒がつくのですから、「起訴は不当だ」とわめく人だって納得すると思うのですがね。一部の国会議員を除いて。

 小沢さんの件の審査員は、男性5人、女性6人。平均年齢は30.90歳。若い!若い人たちが、「検察官の判断だけで起訴しないのは不当」と考えた。日本に残された数少ないと思われる正義の部分じゃないか!できれば、私も審査員になりたい。年齢が高いからダメかな?え?そうじゃない?「思考が偏狭だからダメ」だって?ハ~イ!分かりました。偏狂とか偏執狂とかいわれなくてよかったぁ。

中国が領土よりほしい日本のモノ…

2010年10月07日 | Weblog
 抗日教育が過激に(テレビ報道で、過激な部分を特に放映するからそう受け取るのかも知れませんが)行われているにもかかわらず、中国から留学生、農業研修生、観光客が来る。とりわけ、観光客の数が凄い。お金の使いっぷりが半端ではない。
 電気釜を、1人で10個も買って喜んで帰る中国人観光客…!親類へのお土産だという。そういう人が並ぶのですから、売り場の電気釜はたちまち品切れ。中国漁船衝突事件後の中国人観光客は、地方都市では減っているようですが、秋葉原では倍増している。これは、尖閣諸島問題より電気釜が大切ということをあらわしております。

 船長を釈放したら、急に中国が軟化…レアアースの日本向けの輸出を再開。レアアースは、「日本に痛手を与えることができなかった。それどころか、日本に買ってもらわなければレアアース業界がやっていけない」という事情。軟化のように見せかけるのは、渡りに船。
 フジタの日本人社員3人を釈放…これは、中国国民が、「日本人に危害を加えると、日本を怒らせる。そうなると、電気釜を買えなくなってしまう」と、政府へ圧力をかけたためでしょう。

 「謝罪と賠償を要求する」と息巻いたが、電気釜を買わなければならないので、「対日関係重視」と、急激なトーンダウン。もっともこれは、日本に、「窮鼠猫を噛む」ということわざがあることを知らなかったということもあるけどね。

 太平洋を航行していた中国の貨物船で、中国人乗組員が急病になった。日本の海上保安庁が東京の病院に搬送し、船員は快方に向かっている。これに対し、中国大使館は日本側に謝意を表明した。日本人は、困っている人がいれば、人種国籍を問わず助けます。「尖閣諸島問題があるから、中国貨物船の乗組員は助けない」などということは間違ってもない。
 意外だったのは、この件に対して中国側が謝意を…!こ、これってひょっとして、電気釜ほしさ!

 パンダ外交…この時は、「パ、パ、パンダが外交になるのか!」と、その発想のすばらしさに驚愕しました。そして、そのパンダ人気(借りものなので任期が正しい?)…いまだに健在。神戸の王子動物園でパンダが死んだ。動物園側にミスはなかったとはいえ、借りているものを死なせてしまった。損失補償として中国側(中国野生動物保護協会)へ、約4,150万円を支払う。これは、契約の履行ですから支払って当然。そうしなければ、もうパンダを貸してもらえない。「人寄せパンダ」という言葉さえあります。パンダがいる動物園…ステータスです。

 そこで名案が浮かびました!パンダ外交があるなら、電気釜外交もありじゃないのか!中国人がもっともほしいものは日本の電気釜。ロールスロイスまでコピーしてしまう中国の技術をもってしても、日本製電気釜の性能をコピーできない。対中国政策においては、「電気釜外交」を使う。
 「なにい!尖閣諸島がほしい?電気釜買わせないぞ、コラ!」これは効きますよ。
 電気釜…中国人民の「食」に対する…執念・構え・情熱・追求心…日本人の比ではありません。「食=生きること」ですから、「ごはん」が美味しく炊けるか否かは、命の次に大事な問題なのです。
 相手が「パンダ」で来るなら、こちらは、「ゴハンダ」。

歳をとると時間の経過が速く感じる理由の正解

2010年10月06日 | Weblog
  時の経つのが速いです。子供の頃は、1年が長くて長くて…。今となっては、子供の頃って、時間を無駄遣いしていたのではないかと残念な思いです。

 「夢中になって何かをしているとき、時間が短く感じられる。ボンヤリと退屈に過ごすと時間の経つのが遅く感じられる」この考えが一般的であるように思っていたのですが…私の場合、毎日特にすることもなくボンヤリ過ごしているのに、時間の経過がやたら速く感じられる。具体的には、1日が12時間ぐらいの感じ。1年は、子供の頃の6か月ってとこです。ナンデダロー?ナンデダロー?(古ッ!)

 「ジャネーの法則」は知っていました。一応、専攻が心理学でしたので。しかし、自分には無関係のものと決めつけておりましたから、無視してきました。ここへきて、あまりにも時の流れが速く感じるので思い出してしまいました。
 ジャネーの法則は、伯父さん(叔父さんかもしれない)のポールと甥のピエールが考えたもの。主に考えたのは伯父さんです。甥は伯父さんが考えたものを著作で世に知らしめた。このようなどうでもいいことを、知って語るのか、知らずに語るのかは大きな問題…でもないか。

 どういう法則か?「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価される」つまり、私は1年は6か月ぐらいと感じるが、プールへ来るケンチャン(中1)は、1年を15か月ぐらいに感じているということを心理学的に解明した…。
 時間の心理的長さは、年齢に反比例するということで、計算式もありますが…「心理的な時間の長さ」ですから、計算で出てくるものではないです。何より、個人差がありますから。細かい計算に意味はありません。

 ジョン・コーエン(映画監督のコーエンではなく、医者のコーエン)は、「細胞の新陳代謝と体内時計の関係」だと説明しています。体内時計は同じスピードで時間を刻んでいても、新陳代謝が弱まることによって、時間の流れる速度を速く感ずる。…このあたり、無理矢理持っていったなとも。で、若い時は新陳代謝と体内時計のスピードが同じだが、年をとるにつれて新陳代謝のスピードが遅くなり、結果として時間が進むのを速く感ずるという。まあ、分かりやすい。だけど私の場合、体内に時計を埋め込んでいない。痛そうなのでやってないんです。(←ボケですから!この文章を書いている奴はバカだと評価しないで)

 実は、歳をとると時間の経過が速く感じることについて、私の考えもあるのです。
 アンティークマン説…人生を仮に80年とします。40歳までは、「生きよう」として人生の坂を上るわけですから苦しく辛い。辛い時間は長く感じるものです。そして、40歳を過ぎると、あとは「死」へ向かって坂を転げ落ちていくわけです。これは、時間の経つのが速いですよ。引力と加速度が加わる。当然、速く感じる。ジャネーの法則、コーエン説の上を行くわかりやすさ!自信があります。

ユニ&楽の公用語が英語?我が家の公用語は…

2010年10月05日 | Weblog
  社内公用語を英語にする…おや?と思ったのは、エスペラント語ではなくて英語?周囲にそういう話をしても、「エスペラント語?そんなのどこにあるの!あなたが今考えたんじゃないの?」と…。ザメンホフさんに申し訳ない。
 私は、「世界の共通語」は、「エスペラント語」だというステレオタイプだったもので。もっとも、今や日本で「エスペラント語」は超マイナーになっています。私の青年期には結構勢いがありました。「英語より、エスペラント語をやった方が将来役立つかな?」と、考えた時期があったほどです。
 エスペラント語の名誉のために付け加えますが、現在も日本の12の大学でエスペラント語のコースがあります。授業の一環で扱っている中学校・高校もあります。

 エスペラント語は、ザメンホフという人が作り出した人工言語。「例外のない文法規則」…これは大きいですよ。外国語学習の困難点に例外の多さがありますから。その苦労が最小限におさえられる。世界中の人々が簡単に習得出来、お互いのコミュニケーションが簡単に図れる…いいことずくめ!世界の共通言語。
 現在も、100~160万人がエスペラント語を使っている…幅がありすぎる?調査した人により、数字が違うので…。特に、東欧等の共産圏・旧共産圏で多く使われています。ワープロもあります。
 
 会合で御一緒させていただいたお母様…息子さんがこの4月にFリテイリングに入社。日本の一流といわれている大学を出て、今や飛ぶ鳥をバンバン落としている会社への入社…しかし、半年経たずに辞めてしまったという。

 どうして?私の脳裏を真っ先によぎったのは、「社内公用語の英語化」。この会社は、2012年までに社内の公用語を英語にすることを発表している。
 Fリテイリングの柳井会長兼社長は、「海外で業務ができる最低限の水準」として、「TOEIC」で700点以上を求めている。700点は、無茶な数字ではないが、頑張って勉強しなければならない数字。ただ…700点でも、リスニング、スピーキングは、あまり得意では…というケースが多いようですけどね。
 退社された御子息も、そのあたりで悩んだ末の結論か…?母親に問いただすこともできずに話題を変えましたが…。

 どうして社内で英語を公用語に?
 Fリテイリングは…
 米・英・仏をはじめとして、中国、香港、シンガポールなどに進出。店舗網の世界展開のスピードが早まっているのです。多国籍化した企業は多様な母語集団を抱えることになるため、企業集団としての一体性を保持するため「社内公用語」で文書や話語を一本化することが必要なのです。
 F社に先立って、英語公用語を打ち出していたR天の三木谷会長の発言…
 すでに役員会議などの資料を英語にし、役員会議や幹部会議などでの会話も英語で行ってますよ。今年に入って、インドネシア・米国・フランスのEC事業に進出しています。世界展開が急加速しています。社内公用語の英語化は、必要に迫られてのことです。

 「会社のために社内公用語を英語にする」…いいと思います。F社、R社をはじめ、日本の名だたる企業が、相次いで、2012年までに社内の公用語を英語とすると発表しています。いいでしょう。バンバンやって下さい。

 ただ、奇妙な感じがするのは、仮に、会議のメンバーが全員日本語を母国語とする場合…それでも、日本語に良く似た下手くそな英語で会議をするのかねえ?少なくとも現在は、R社の役員20人、F社の役員10人…全員日本人…。悪いなどとは言っておりません。滑稽な感じがすると言っているだけです。

 英語が苦手の社員は、かなり深刻です。技能やマネジメント能力は抜きん出ていても、英語ができないというだけで、外国人社員に遅れをとってしまう可能性があります。また、会社としては、辞めさせたい社員への辞めさせる口実に…、「おまえ、TOEIC450点だろう!」…これは客観性というか威力があります。抗弁のしようがない。もっとも、三木谷会長は、「入社3年目程度でTOEICのスコア600点以上、管理職級で700点、執行役員候補級では750点以上」と、言っています。これって、むしろハードルが低い。社内の公用語でしょう!3年目で600点…仕事上の会話が成立するのかねえ?

 サムスン電子に入社するには、TOEIC700点以上が必要で、さらに課長以上になりたければ、920点以上が必須条件。(TOEICは、990点満点)日本の会社!700点前後でボヤボヤしていられないでしょう!

 イヤハヤ、英語ができない日本人は働く場がなくなる時代が来るのでしょうか。だから小学校から英語を教えるだって?そ、そ、それは英語嫌いを早いうちから育成するだけの話。小学校では、日本語をしっかり教えて下さい。え?「エスペラント語はどうなったんだ?」って?書き進めているうちに忘れてしまいました…エヘヘ。エスペラント語も英語も好きなように扱って下さい。我が家の公用語は、指示語のままでいいです。脳の萎縮で単語が出てこない。だから指示語で会話する…これ・それ・あれ・どれ・こいつ・そいつ・あいつ・どいつ…

イヌのノミとネコのノミ、どちらが高く跳ぶ?

2010年10月04日 | Weblog
  イヌに寄生するノミは、ネコに寄生するノミより高く跳ぶことを発見したことに対して、ノーベル賞が贈られたことがありました。ウソだろうって?ホントホント!「イグ・ノーベル賞(Ig Nobel。ignobleではない)」ですけどね。ノーベル賞には違いないでしょ。
 イグ・ノーベル賞は「愚かなノーベル賞」といった意味…私は、全然愚かじゃないと思います。レスペクトしています。本物のノーベル賞受賞者を含むハーバード大やMIT(マサチューセッツ工科大)の教授らが書類選考し「他の誰もやりそうにない、ユーモアと独自性を兼ね備えた研究や開発」に授与する賞。受賞者には賞状とトロフィーが贈られる。賞金はないが、名誉なことですから…いいんじゃないでしょうか。

 日本人の受賞者は、中松義郎さん(ドクター・中松)をはじめとして結構おられます。日本人は人種的に頭がいいから、おもしろいことを考えるのです。中松さんが、イグ・ノーベル賞を受賞した理由は…
 1 35年間、自分の食事を写真に収め、3日前の食べ物が頭の働きや体調に影響を与えることを突き止めたこと。
 2 頭を良くし、長寿の源となる食材として「焼きのり」「アジ」「ビール酵母」など55品目を発見したこと。
 3 「一日三食」の定説を覆し「一日一食が頭を良くし、長寿にもなれる」という新説を科学的に証明したこと。
 う~ん、ばかばかしい!一日一食なら、犬だね。と、いうことは、犬は頭が良く、長寿…?

 今年の、「イグ・ノーベル賞」の授賞式がハーバード大で行われ、日本人が「交通計画賞」を受賞した。受賞者は、はこだて未来大の中垣俊之教授らのチーム。このチームは、2008年にも「認知科学賞」を受賞している。交通計画賞、どんな研究だったか?単細胞生物の粘菌が最適な鉄道網を設計できることを見つけた…。確かに、おもしろい。JRが粘菌の力を借りる日も近い…そんなわけないか。

 記憶に新しいところでは、日本人女性が、ウシの排泄物からバニラの香り成分「バニリン」を抽出したとして受賞。授賞式で、壇上のノーベル賞学者らがバニラアイスクリームを試食するというパフォーマンスもあった。カイワレは食べなかったのかって?菅さんじゃないんだから!

 これまでの、イグ・ノーベル賞受賞の研究…
 ○ バーチャルペット(たまごっち)の開発によりバーチャルペットへの労働時間を費やさせた功績…こんなのが…!
 ○ 足の匂いの原因となる混合物の解明… これは、日本人の研究。日本人は、足が臭いということか?アシックサ(足臭)というスポーツ用品メーカーもある…アシックスでしたぁ。
 ○ コンピュータ・ベースでの犬と人間の言葉を自動翻訳するデバイス「バウリンガル」開発…東北の犬と関西弁の人との場合もバウリンガルで大丈夫なのか?
 ○ 靴の外側に靴下をはけば凍結路での転倒頻度が低下する…そんな奴はオランやろう!靴の上に靴下を履く…靴の下(内側)に履くから靴下。転倒予防のものは、「靴上」だな。
 ○ 従業員をランダムに昇進させると組織の効率が上がる数学的証明…これは、ブラックユーモアだな。
 ○ 乾燥したスパゲッティを曲げると、2つに割れず、それ以上の数の破片になってしまうのは何故か、についての考察…考察だけでイグ・ノーベル賞か!乾燥したウドンで実験したら、きれいに2つに割れました。ウドンは日本のものなので、二本に割れるってかぁ!
 ○ 集合写真を撮る際に誰も目をつぶっていない写真を撮るためには、何人いる場合何枚撮れば確実か計算した…そういう計算をしようと考えるところがバカ(ほめているんです)。
 ○ なぜ人々は黒板に爪を立ててこする音を嫌うかを研究する実験を指揮したことに対して…実験を指揮しただけでも受賞できるとは!
 ○ 信徒のための祈りをインドへアウトソーシング(外部委託)したことに対して…これは、受賞者が笑えます。「バチカン」でした。

 きりがないので、私が選んだ、「バカバカしくもおかしいイグ・ノーベル賞!」を3つ挙げておしまいにします。

 第三位 ニシンがどうもおならでコミュニケーションしているようであることを示したことに対して…ニシンのおならってどうやって調べるのよぉ!
 第二位 ラットは日本語の逆さ言葉を話す人とオランダ語の逆さ言葉を話す人とを聞き分けられない場合があることの発見に対し…ア、ア、アノネ!日本語の逆さ言葉だけなら理解できるというのか?ラットが!
 優 勝 なぜキツツキは頭痛がしないかを研究し解説したことに対して…これはおもしろいですよ。キツツキは頭痛がないことを知っている。受賞者は、キツツキかっ!?他の鳥は頭痛もちか?

 次回のイグ・ノーベル賞には私も応募したい!主な研究は…「トマトの葉は、環境によって蔓の役目をするようになることを発見した」「うどんをエサにして釣れる魚の一覧表を作成した」「カラスを酩酊させた」…もっと、バカバカしくなければダメでしょうかねえ…。

有言実行」と「全員野球」は、やめてくれ!

2010年10月03日 | Weblog
菅さんには何の恨みもないが、「有言実行」は…おかしくない面と、おかしい面と両面ある。おかしい面のほうが強いので、今後使わない方がよいです。
 おかしくない面は、「前首相が、有言不実行だったから、私、菅直人は、有言実行です」。これならおかしくない。
 おかしい面は、「有言実行」って何ですか?口にしたことは、何が何でも成し遂げるということで、「不言実行」をもじった言葉ですよね。いわば、市中に流布してはいるが、市民権は得ていないというもの。市民権は得ているだろうって?得ていません。その証拠に、広辞苑には、「有言実行」は、載っていません。

 総理大臣ともあろう人が、所信表明演説で市民権を得ていない言葉を使うなよ!「弱肉強食」をもじった、「焼肉定食」を使うのと同じようなレベルです。四文字熟語にしてウケたかったのかも知れないが、「私は、言ったことは実行します」…これで、いいじゃないか。
 それから、「不言」の反対って、「有言」か?「不言」の反対は、「言」でいいんじゃないの。このあたり、しっかり整理して言葉を使ってください。「有言実行」ではなく、「言実行」となります。言いづらいかな?

 秋の臨時国会の菅さんの所信表明演説ですが、有言で言質をとられないように注意したのかも知れないが、「言葉」を軽く考えているんじゃないか?簡潔なのはいい。しかし、無味乾燥で簡潔なら、イヤイヤながら型どおりの演説をした…そんな感じを抱かされてしまいます。

 「天下りの根絶」が出てきませんでした。どこへ行ってしまったのでしょう?
看板を出し忘れてはダメじゃないの!
 社会保障や財政再建の構想…これも具体的な内容が皆無。
 「多少の負担をお願いしても安心できる社会」…言葉は柔らかいが、早い話が、「コラ!国民!オマエラもっと金を出せよ!そうでなければ安心できる社会などできるわけないだろう!」ということ。年金生活者としては、負担をお願いされても…もう、いっぱいいっぱいですよ。
 対中関係…何か出てくるかなと期待して聴いていましたが、中国への懸念を表明しただけ。折から、漁船衝突事件に関わり国民の一番の関心事だったのに…。これも有言だと実行しなければならないから、当たり障りなく流した?

 所信表明演説…官僚が書いた文を読み上げたような感じがするんです。「ねじれ」のため、夢や理想を語っても補正予算は通らないと割り切ったからかなあ?
 首相に就任した時の演説は、「訴えるもの」がありました。カイワレ大臣の時代のこととか、税制改革とか…。思わず聴き入りました。
 政治主導とはいいながら、内閣の運営は財務省など、官僚主導になってきていますね。

 あと一つ…民主党政権がよく使う言葉に、「全員野球」というのがある。これは、是非止めていただきたい。なぜか?日本人のチームスポーツは、野球だけじゃないのです。「全員サッカー」「全員バスケットボール」「全員ラグビー」「全員バレーボール」…野球だけを特別に取り上げるのは、民主的ではない!

日本人も「バカ、アホ」が大切なことに気づきはじめた

2010年10月02日 | Weblog
スティーブ・ジョブズ(AppleのCEO)が、「Stay hungry, stay foolish.(ハングリーであれ。馬鹿であれ)」と言った。この話は、先日書きました。
 日本人、特に若年層は、ハングリーに耐えられない。そして、「馬鹿」を嫌う。その結果として、「日本の社会問題」の数々が生まれてきている。
 ハローワークのロビーで、「仕事はあるけど、朝が早すぎる。8時だぜ!やってらんねえよ」「しょぼい仕事で、20万にならない」こう言って仕事に就かない。結局悪事をはたらくハメに。ハングリーは嫌だ。バカにはなりたくないというひとつの典型でしょう。

 一方、ハングリーで、フーリッシュの人は、信じがたい忍耐力と、バカバカしい発想を現実に変える努力で、iPhone、iPadを作り出した。ジョブスの場合、お金に頓着がない。もっとも、湯水のように使っても減らないんだけど。自家用ジェット機で、日本へ遊びに来て、お土産に手裏剣を買った。
 空港で手裏剣をめぐりトラブルになって吐いたセリフが、「自分のジェット機でテロを起こすバカがどこにいるんだ!」。今年耳にした、おもしろいセリフの上位にランクされるものです。本人は、ユーモアのつもりはなかったでしょうが、おもしろい。

 日本人は、バカになりたい人が少ないのかなと思っていたら…「アホ会」なるものがあるという。バカもアホも似たようなもので、区別などできない。「アホ会」は、西田文郎さんの勉強会…アホ会の会場はアホになりたい人で一杯なのだそう。さすが賢い日本人、「アホ」でなければならないことに気づいてきた。しかし、お金を出して勉強会へ出席しなければ、「アホ」になれないのか?私など、自然にアホになりましたけどねえ。

 西田さんの「アホ」には定義がある。仰々しいものです。
 1 99%の人ができないと思うことを、「できる」と肯定的錯覚をもてる人
 2 一般にいう失敗をした際に、「成功に近づいた」と思える人
 3 いつもワクワクしている人
 こ、これは、スティーブ・ジョブズの「フーリッシュ」と同じじゃないか!西田文郎さんが、パクッタか、スティーブ・ジョブズがパクッタか?おっと、そうゆう問題じゃないですね。人は、笑って暮らすためには「アホ(バカ)」にならなければならないということです。

 西田さんの書いたものに(成功の絶対必要条件)、頭を机にぶつけるほど頷かされたものがありました。
 ○ 人に恩を感じていない人間は使命感も責任感もない人間である。(私など、感謝、感謝の毎日です)
 ○ 人を喜ばす事を考えない人間からは斬新なアイディアや素晴らしいヒラメキは起こらない。(私など、自分はどうなってもいいのです、人が喜んでくれさえすれば)
 ○ 自分は運がないと思っている人間には、仕事に対する信念や、やり遂げる執念がない。愚痴や不満を言うばかり。(私など、毎日愚痴ばかりです…改めなければ…しかし、運は使い果たしてしまっているし…)
 アホは素晴らしい。なお、アホ会はだれでも入会できて、入会費不要。年会費も不要なのだそうで…。特典?「アホを考え、アホになる努力をするきっかけができる。それ以上の特典があるか!」ってところでしょうか。

「残心」はオムツが外れたら教える…

2010年10月01日 | Weblog
 幼稚園児対象の、「グッピー」と名づけられた水泳教室…オムツは外れているが…大丈夫かなあ。ともあれ、水泳教室が無事終了。終了の挨拶のため整列した。「ありがとうございました」…この挨拶の後、解散となるのですが…。「ありがとうございまし」で、すでに帰りかける子が!さて、指導の先生はどうするか?私が見逃すはずがない。先生は、「○○ちゃーん!」と呼び戻し、あらためて、「ありがとうございまし」。「た」まで言わないうちにまた、「○ちゃんが動き出した。今度は先生の一人が○○ちゃんの横に張り付き、三度目の、「ありがとうございました」。これでようやく解散。

 ギャラリー席の付き添いの人たちはこの様子をどう見たか?
 「どうしてあそこまで厳しくやらなければならないの!」
 おそらくそう思う保護者もおられたでしょうが、私は、「プールの先生良くやった!」と、思いましたね。
 あのような躾をおろそかにすると、「規範意識が欠如した大人ができあがるのです」。

 また武士道の登場かって?その通りです。プールの先生は、「残心」を教えたのです。「心を残す」「余韻を残す」…日本人が失ってはならない、「美」ですね。
 「水泳教室が終わった、さ、帰ろう」ではなく、「水泳教室が終わった。心を落ち着けて、先生に感謝し、共に練習する仲間に感謝し、プールに感謝し、水泳そのものに感謝してから帰ろう」。

 武道の場合、「卑怯なことをしない。驕らない。高ぶらない。試合相手がいることに感謝する」このことについては共通しているが個々に、残心のあり方がある。

 柔道の場合、動作を終えて、次の動作に入るとき心を残す。試合中も、自分の体勢を崩さず次の攻撃を狙う。
 剣道では、「一本取ってガッツポーズなどすると、驕り高ぶっている(残心がない)とみなされ、一本を取り消される事がある」。
 弓道の残心は、「矢を射った後も心身ともに姿勢を保ち、目は矢が当たった場所を見据える」。

 日常、「残心がない」と思うのは、「電話の応対」。躾けられている会社等の電話応対は、こちらが電話を切ってから受話器を置く。これは残心があります。ところが、官公庁が良くない。用件が終わったら、「ガチャン」。ガッカリします。
 あと、訪問先で退出したとたんに大声で話し始めるのが聞こえたとき…なぜか淋しくなります。私が見えなくなるまで見送ってくれとまでは言わない。しかし、余韻を残してくれよ…。私の実践で申し訳ないが、来てくださった方が見えなくなるまで見送らせていただいております。一期一会ですから。名残惜しさの表現、余情残心です。

 残心は、成長過程で自然に身につくことがあるが、身につかずに成長してしまっては不幸。幼少時から教えてあげなければね。