まだ、J1のリーグ戦が終わったばかりなので、Jリーグ全体の移籍情報は殆ど表面化していません。ただ、エスパルスの今後の移籍の行方が心配?です。昨年J2への落ち方が劇的(悪い意味で)でそのお陰?で、ほとんどの選手が残留した訳ですが、来シーズンに向けての移籍は(来季の陣容)はどうなるのでしょうか?
昨日は、J2昇格を目指す、
エスパルス対ヴェルディの運命の1戦が行われました。
結果から書けば、1-1の引き分けでベルディが昇格となり、
エスパルスはJ2残留と言う結果になりました。
チョ・ナンボウはこの結末にショックを受けており、
私も本来ならショックを受けるはずでしたが、
「多分良くて引き分け」と言うショックアブソーバーを掛けていたので、
何とか持ち応えた?と言う感じです。
それにしても、この大事な1戦に臨んでも、
エスパルスはやっぱりエスパルスでした。
ここ数年感じていること。
大事な試合で悉く空回りする試合内容?
昨日の試合も出だしは珍しく?気合のこもった試合内容。
ゼルビアやジュビロに勝った試合と共通の、前からのプレスや、
途中までは、ある程度安心して視ることが出来る試合運び。
それでも、昨年のJ2への降格に至った大きな理由である、
後半の終盤になると見えだすバタバタ感。
0-0で過ぎていく時間帯では、
このまま引き分けで終わってしまうか、終盤の失点で負けるかも?
と言う雰囲気満載であり、
運よくPKで先制点を取った後は、
終盤あるいは最後に失点して引き分けに終わるかも?
と言う危惧が、視ていて全く消えませんでした。
(私だけだったのでしょうか?)
試合を表面的に評価すれば、
「何故に高橋選手があそこでスライディングするのか?」
と言う評価になりますが、
その前に、高橋選手の良いプレーが沢山あった訳で、
ミスをしない人間などいません。
問題はそこではありません。
大きな敗因は、
全体的に醸し出す、終盤の自信のなさ、バタバタ感。
失点は必然と感じます。
エスパルスが63分に得点し、
その後、エスパルスは守りに傾きますが、
かといって攻められっぱなしと言う訳ではなく、
随時、エスパルスがボール跳ね返し、
セカンドボールを拾い、エスパルスボールとなるのですが、
そこで落ち着いて味方に繋げないので、
結局、追加点の気配はなく、自ら苦しい試合展開に陥ります。
エスパルスのスローイングは味方にしっかり渡せず、
すぐに相手ボールに替わってしまう事。
(この辺りもエスパルス特有の欠点ですね)
ライン際でボールをキープし、
相手が寄せてきた時に、
相手に当てて外に出して時間を稼ぐことも有効と思うのですが、
無理してキープあるいは突破を図り、結局相手に奪われること。
それは相手のゴールライン際での攻防でも同様に感じます。
そして、ペナルティエリア内でのスライディングは、
最終手段であり、原則は厳禁。
と言う事が判断できなくなるほど、バタバタしていることが、
要するにチームとして余裕のない証拠なのでしょう。
一事が万事と言うことわざ通りです。
ドーハの悲劇の時、失点シーン直後の、
ベンチに下がっていた中山選手の嘆きの様子と、
昨日の負けた直後の乾選手のベンチでの嘆きの様子が、
かぶって見えた私です。
乾選手もコメントしていましたが、
「ああいうところでああいうミスをしてしまうっていうことは、自分たちがJ2のチームだということだと思います」
立場も、シチュエーションも違いますが、
まあ、そう言う事なんでしょう。
私がR中の選手にいつも言っているように、
仮に最後のマッチポイントが、誤審で相手のポイントとなり、
その試合を負けた時、(今回が誤審と思っている訳ではありません)
誤審のせいで負けたと思っている限り成長はない。
そんなギリギリの状況になる前に、
やるべきことをしっかりやり、
出来る限りの最良のプレーをしていたのかどうか?
準備だったり直向きなプレーが出来ていたかどうか?
もし出来ていたうえで負けたのであれば、
それは次につながる敗戦になるけれど、
出来ていなかったのなら、
それを改めることが大切だ。
等々・・・・・
何度も書いてきたこと。
・悪い負け方は人間を卑屈にする。
・悪い勝ち方は人間を慢心させる。
・いい負け方は人間を成長させる。
そして
・いい勝ち方は人間に自信を与える。
逆に言えば、
今回の負けを良い負け方と言えるようにすれば、
成長出来るのではないでしょうか?
もう結果は変わらないので、来年に成長したエスパルスが見たいです。
ガンバレエスパルスです。