2018年の児童発達の専門メディアより
乳幼児たちは生後 1年の間、人々の顔に集中的に注意を向け続ける。 この注目の高まりにより、乳児たちは人の顔が提供しなければならない微妙な情報を学び始めることができるようになる。
乳幼児たちは視線の先に見える顔を手がかりに、人間のアイデンティティと感情を認識し、言語を覚えていくことを学ぶ。 乳幼児たちはまた、人種や性別など、最も多く目にしたり交流したりする人々の特徴を学んでいく。
乳幼児たちは、人々の顔から最も多くを学んでいる。 (Lisa Scott2018/10/24)
生まれたばかりの赤ちゃんは、それから数カ月間、そして 1年ほどの間、「世界を認識するために、必死で物を見て、音を聞く」のですけれど、過去の研究で、「赤ちゃんが最も見続けているのは《人々の顔》」だと知ったのです。
冒頭のご紹介した文章は、児童の発達の専門家の書かれたものを翻訳して抜粋したものですが、
> 乳幼児は生後 1年の間、人々の顔に集中的に注意を向け続ける。
とあります。
つまり、赤ちゃんは「人の表情を見て、人間というものやその社会での関係を学んでいく」とすれば、たとえば、
「生まれてから、丸1年間、周囲の誰の表情もわからない中で生活した赤ちゃんはどうなるか」
というと、「人の感情を学習する最初の、そして根本的な機会を失う」ということになりはしないだろうかと思ったのです。
人間の成長は遅いようで早いもので、子どもによりますが、10ヵ月くらいから 1歳過ぎくらいまでには、言葉を話し始め、そして表情や人への感情への対応(笑顔の相手には笑顔を返すとか)など「人間としての反応と感情」を、ものすごい速度で獲得していきます。
1939年のアドルフ・ヒトラーの演説とされる内容より抜粋
人類は2039年1月、人類以外のものに“進化”するか、そうでなければ“退化”してしまっている。
もっとはっきり言えば、人類の一部はそのとき、人類から、より高度なものに進化して、神に近い生物になっている。人類から神のほうへ進化するのだから、それは「神人」と呼んでかまわない。
残りの大部分は、これは進化なのか退化というべきかわからないが、一種の機械になっている。ただ操られて働いたり楽しんだりするだけの、完全に受動的な、機械的な反応しか示さない「ロボット人間」になっている。
それまでの気候異変と環境異変、政治と娯楽と食物、それから起こる突然変異が、そのようなロボットのような人間を大量に生み出す。
神人のほうも同様で、同じ原因から生まれてくる。ただ突然変異が大脳にプラスに働いて、進化の方向がロボット人間と別方向になるだけだ。
いずれにせよ、「神人」はいまの人間の数次元上の知能と力を持つ。彼らは団結して地球を支配する。それまでのあらゆる危機や問題は、彼ら神人たちの知能と力で急速に解決されていく。
ロボット人間たちのほうは、それに従って生きるだけだが、これはある意味では気楽な身分だ。戦争も気候も経済も、神人たちによって制御されてしまうので、ロボット人間たちは神人たちの認める限度で、多くのものを与えられる。食物と住居も、職業も娯楽も恋愛も教育も、時には思想さえも与えられる。
ただロボット人間たちは、与えられ、操られていることを意識できないようになる。彼らの意識では、何もかも自分で選択して生きているのだと思っている。
しかし、じつは神人たちがすべてを見通して、管理工場の家畜のように彼らを育て飼うことになる。
こうして人類は、完全に2つに分かれる。天と地のように、2つに分かれた進化の方向を、それぞれ進みはじめる。一方は限りなく神に近いものへ、他方は限りなく機械的生物に近いものへ。これが2039年の人類だ。
ここまでですが、この中の、
> 操られていることを意識できないようになる。
とか、
> 何もかも自分で選択して生きているのだと思っている。
などは、現時点でもある程度進行しているような気はしますけれども、いずれにしましても、今回の記事を書いていて、この中の「ロボットのような人間を大量に生み出す」の下りを思い出した次第です。
「多くの赤ちゃんたちに長期間、周囲の人々の表情を見せないようにして成長させる」という状態が長引くと、少し先にどんな社会が出現するのか。
それを考えてしまいます。
【転載おわり】