週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

流れを変える男

2006年04月20日 | アルビレックス新潟
昨日に引き続き「サッカーマガジン」のお話です。

今回の特集に「僕たちには切り札がある~流れを変える男たち~」という記事がありました。具体的には清水のルーキー:藤本淳吾、大宮の桜井直人などが取り上げられているのですが、その巻頭に反町(前)監督がコラム「SORIMACHI'S EYES」を書いています。

少し引用します。

賢者はベンチに控える
流れを変える存在の代表といえば、スーパーサブと呼ばれる選手になります。そしてスーパーサブと言うと攻撃の選手を連想しがちですが、監督の立場からすれば、必ずしもそうではない。試合を落ち着かせる意味で流れを変える、後ろの方の選手が大事になってきます。(中略)スーパーサブとして大事なことは、ピッチに入る際に監督から指示されたことを、きっちり実践できるということ。つまり賢くないといけない。当然ながら交代する状況は一つとして同じものはなく、各試合の中にうまく入っていって、言われたことをしっかりやらなければならない。そのためにもベンチの中にいながら、しっかり試合を見ておく必要があるんです。昨年、私が指揮した新潟で言えば、上野優作(現広島)がそういう存在でした。追いつきたいとき、勝ち越したいとき、リードを守って逃げ切りたいとき。どういうシチュエーションでピッチに入っていっても、彼は与えられた役割をしっかり果たせる選手です。(後略)

う~ん、うなりますね。そしてこういう記事を読んで去年や一昨年の試合を思い出すと、「確かにあそこの上野投入で流れが変わったなぁ」と思えるゲームがいくつか頭に思い浮かびます。また、勝ったゲームでも負けたゲームでも「流れが変わるメンバーチェンジ」って確かに少なくありません。サッカーって奥が深いですね。

で、今シーズンのアルビレックスを考えると、「エジや貴章から中原へのチェンジ」とか「岡山投入」とか、そういう奥深い意味があるのだろうなぁ…と思っています。

今日の画像はそんな中原選手の第8節の写真です。この写真も、はっきり言って「サカダイ」よりも「サカマガ」が勝っていましたね。中原選手の精悍な表情、しびれます。絵になる男です。戦評の「チーム作りは次の段階へ」「ベースである守備に手応え:新潟が連勝」の記事もよかったです。「守備の手応えを感じた」鈴木監督が次に目指すのは「攻撃のバリエーション作り」。エジミウソン頼みだった攻撃のパターンが、慎吾、矢野貴章、中原、亜土夢、河原と多彩な攻撃に変化し、さらに名古屋戦ではポストプレーからの得点も。「攻撃のバリエーション」も着々と広がっているように感じられます。

反町(前)監督といい、鈴木監督といい、わがアルビレックスは監督に恵まれているなぁ…とつくづく思います。チーム作りと監督のビジョンが上手くいっている感じがします。少なくとも「この人に監督してお願いする」ってお任せしたら、開幕戦で解任したり(横浜FC)、たかだか8試合くらいで引責解任(広島&セレッソ)などというショートスパンなチーム作りではなく、「今季はJ2に落ちようが(嫌だけど)今シーズンはあなたに任せた」くらいの信頼を監督によせてほしいものであります。

よく考えてみれば「新潟の歴史」の中では反町(前)監督も鈴木監督も「流れを変える(た)男」なのかもしれません

コメント (2)
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