週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

収穫は「勝ち点1」と「アレッサンドロの笑顔」

2008年03月20日 | アルビレックス新潟

ナビスコ杯・大宮戦から帰ってきました。今日はゲーム前からあんなこと(※たぶん明日のネタ)があって興奮したり、こんなこと(※たぶん明後日のネタ)があって満足したり、そんなこと(たぶんそのうちに他にネタがなくて困った時に使うネタ)を発見して大笑いしたりして、ゲーム前からなかなか楽しめた1日でした。

今日のゲームの目玉は、何と言っても「われらがノザ」、野澤洋輔選手の1年半ぶりの先発でした。ノザがビッグスワンのピッチに登場した時のG裏のムードは、ちょっと形容しがたいようなムードでしたね。「オ~レ野澤洋輔 ゴール守る 俺たちのヒーロー」この懐かしく愛すべきノザチャントが延々と歌い続けられます。「ノザ!待ってたぞ!」そんなかけ声も、ぼくらの周りからあがりました。

選手紹介ではキーパーは真っ先に紹介されます。みんなのボルテージも一気に上がります。ノザってホントにサポーターから愛される選手ですね。

これだよこれ!この姿を待っていたのよ!

これだよこれ!円陣を組む時のこの左足の大きな上がり方、これこそノザです。あぁ懐かしい!ノザが僕らの前に帰ってきたんだ!もちろんこの後、ゴールマウスの枠にぶら下がって、反動をつけて前に飛び出すパフォーマンスも健在でした。いよいよ、ノザがゴールを守る久しぶりのゲームが始まります。

しかし、運命の神様は残酷な仕打ちをなさいます。絵に描いたようなノザ復活劇、アルビ守護神降臨、僕らがノザに期待したこのような理想的なゲーム展開は、開始わずか9分で木っ端微塵であります。あのNACK5で10日前にやられた「ペドロ&カプリシャス」みたいな名前の外国人に、5日前にビッグスワンで北野がミスしたのと同じような形で失点します。あぁ「ブルータス、お前もか!」って感じで「ノザ!お前もか!」。ボクの周りの方なんか「大分戦では黒河か?」なんてこともおっしゃっていました。

ただ、5日前のFC東京戦のゲームと大きく違ったことは、アルビの選手達が失点後も下を向くことなくアグレッシブにゲームを仕掛けていったことですね。特にボクは寺川の動きが素晴らしかったと思います。30歳を超えた選手がこれだけひたむきに動き回るんですから、他の選手も触発されるし負けていられませんよね。勲も、松尾も、ヒロシも、必死に闘っている様子が伝わってきました。しかしまぁ大宮の「ペドロ&カプリシャス」みたいな名前の外国人(ペドロ ジュニオールっていうらしいですが)はイヤですね。オレンジ色のスパイクを履いて走る走る。「ウッチー、そのペドロなんとかを止めてくれー!」「千代反田!そのオレンジスパイクのマークをはずすな!」そんなことを絶叫しおりました。

ノザのミスから失点した10分後、アルビはフリーキックのチャンスを得ます。セットしたボールの所にいるのはダヴィとアレッサンドロ。「今回もキッカーはダヴィかな?」って思ってみていたら、なんとアレッサンドロによって蹴られたボールはそのままゴールの左隅に吸い込まれます。すばらしい!アレッサンドロの来日初ゴールです!

この1点でアレッサンドロは吹っ切れたみたいですね。ゲーム前の練習時には、G裏からアレッサンドロのコールをされても、微笑んだり手を振ったりする余裕もなかったんです(ダヴィはお辞儀をしたり手をあげたりしてるのにね)が、ハーフタイム後にピッチに現れた時には、手を振る、微笑む、ウォーミングアップも超積極的の元気印です。きっと今までの2試合は苦しかったんでしょうね。「FWとしてゴールをあげられないこと」に対して悩んでいたのでしょう。とりあえずヨカッタヨカッタのアレッサンドロ初ゴールでした。

ところが後半開始早々、わがアルビレックスにまたまた病気が発生します。後半開始のホイッスルが鳴ってわずか20秒後、またまたスルスルッと抜け出した大宮のペドロ何とかにシュートを打たれ、ノザが弾いたボールを小林大悟に押し込まれました。これって10日前と全く同じじゃん!後半開始早々における各選手のちょっとした心の隙、キーパーノザのわずかに狂ったボールセーブのコース。そこを見逃さない大宮の選手も立派ですが、やっぱり「心に隙があった」と言われてもしょうががありません。「あ~ノザはもう2度とJリーグのピッチに立てないのではないか?」そんな思いがボクの胸をよぎりました。また1点のビハインドです。

しかし、今日のノザはミスもありましたがスーパーセーブもありました。思わず目を覆いたくなるようなピンチを、ノザが気迫で守りきった場面もありましたよね。前半にも後半にもね。っていうことは、守備陣がまずいってことですかね。千代反田が特に悪いとは思えないのですが、結果的に守備陣が崩壊するケースが少なくありません。今日までの3ゲームで7失点ですからね。なんとかこれから修正を図る必要があります。

大宮に追加点を奪われて5分も経たないうちに、アレッサンドロがエリア内で倒されてPKをゲットします。アレッサンドロが自らこれを決めて同点。この時、アレッサンドロはゴールマウスの所まで来て、左胸を拳で叩きながらサポーターに挨拶しました。2ゴール目を上げて、「もう少しサポーターの近くまで行って喜びを分かち合おうかどうしようか」って、様子を見ながらパフォーマンスをしたって感じに見えました。いいんだよ、アレッサンドロ。遠慮せず僕らの方に走り込んできておくれ!

アレッサンドロはゴールを決めて本当にうれしそうでしたね。とりあえず今日はセットプレーから2点をゲット。アルビでは今のところチーム得点王です。表情が明るくなったし、これを機に遠慮なく大爆発してほしいと思います。外国人選手は乗ると手がつけられなくなりますからね。ぜひ次節も大活躍して欲しいです。できれば止まったボールを蹴ってゴールに入れるだけじゃなく、動いているボールも決めて欲しいですけどね。あのゴール前でキーパーと1対1になったシーンでは、「やったアレッサンドロ!ハットトリックだ!」って思いましたもの。残念でした。

結局、ゲームは2対2のドローでした。選手はよく頑張りましたし、見ていて興奮したゲームでした。決して悪いゲームではありませんでした。開幕戦や2節の前半に比べたら、よく問題点を修正しているって評価できます。でも、またしても明らかになった「守備陣の連係の悪さ」と「フッと全員の気が抜ける時間」の問題。これは何としても次節までに修正しなければならないと思います。まぁ鈴木監督はボクなんかより数段深く分析し、解決策をシミュレーションしていると思いますがね。

でも、日曜の大分戦のキーパーはいったい誰を使うんでしょうか?ボクが監督ならもう1試合ノザでいきますが、皆さんはどうですか?北野に戻す?ノザを使う?それとも黒河?

ナビスコ杯第1節の大宮戦。大きな収穫は「勝ち点1」と「アレッサンドロの笑顔」でしたね。まだまだシーズンは始まったばかり。明らかになった課題を徐々に修正していいけばいいんです。焦らなくていいんです。最後に笑えばいいんです。僕らの次の観戦は、30日の浦和戦です。未だ1ゴールもあげていない、勝ち点もあげていない、監督も交代させられた絶不調の浦和です。優しい気持ちはいりません。ギタンギタンな目にあわせてやりたいですね。

コメント (12)
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