今日は3月11日。あの未曾有の大災害となった東日本大震災から丸10年となります。未だ避難地での生活を余儀なくされたり深い心の傷を負い続けている皆さん、復興・復旧が遅れている地域の存在など、ここ数日は震災関連のニュースも多く報道されています。ボクらも決してこのことを忘れてはいけない…と、切に思っています。多くの人たちの幸せを祈念しています。
さて、今週末行われるリーグ戦第3節の相手は、「諸君!狂いたまえ!」のレノファ山口です。まぁボクら長岡人にとっては、「薩摩・長州・土佐は仇的」ってイメージを意識してしまいます。継之助の無念を晴らせ!長州を討つぞ!
なんて言ってますが、ボクの家は旧長岡市内でも合併地域に近い郊外で、長岡藩ではなく上山藩(出羽国)なんですけどね。しかも先祖は水呑百姓なんで、本当は全然関係はないんですがね。
さて、この週末に行われるレノファ山口との対戦ですが、アルビ戦士の中にも「因縁の対決」となる選手が何人かいるんですよね。
まずは「古巣対決」です。
頼りになるボランチとして開幕戦から連続フル出場を続けているヤンこと高宇洋選手は、「ガンバ大阪からの完全移籍」ということになっていますが、皆さんもご存知の通り昨シーズン(実際には2019シーズンの途中から)レンタルで山口でプレーしていました。アルビとのゲーム後にそのプレーに惚れ込んだアルベルト監督から直々に『Next season come here!』と熱烈なラブコールを受け、今シーズンの完全移籍が実現したと聞いています。
そしてもう一人は、至恩不在の穴を埋める候補となっている星雄次選手です。星選手は2016~2017シーズンに山口でプレーし、2年間でリーグ戦59試合に出場しています(7得点です)。この時の山口の監督は、かつて新潟でもピンチヒッターで指揮を執った上野展裕氏。いろいろな縁を感じますね。アルビからのレンタルで小塚和季(現・川崎)も当時一緒にプレーをしていたみたいです。
山口戦が「古巣対決」となる高選手と星選手。「山口サポに元気な姿・活躍する姿を見せたい」という思いを強くもっているでしょうね。「恩返し弾」を期待しています。
続いては「兄弟対決」です。
これはもう、高木兄弟しかありません。かつてプロ野球の大洋ホエールズで「スーパーカートリオ」の一人として活躍した高木豊氏(あらまぁ!山口県出身だ!)。その息子3人が揃ってJリーガーになのですが、その2番目がわれらの選手会長・高木善朗選手(ヨシくん)であります。兄の高木俊幸選手は今年からC大阪所属で、弟の高木大輔選手はガンバ大阪からレノファ山口に戻ってきました。
つまり今回の山口戦は、善朗&大輔の「次男Vs三男」対決ということであります。現在絶好調のヨシくんに、兄貴の貫禄を見せてもらいたいですね。
そして最後は「故郷凱旋」です。
アルビに在籍する選手の中に、山口県出身の選手が3人います。今季不動の右SBである藤原奏哉選手、ベテランFWの田中達也選手、高卒ルーキーの三戸舜介選手の3人です。藤原選手はルーテル学院高校(熊本)から阪南大学(大阪)、達也さんは帝京高校(東京)、三戸ちゃんはJFAアカデミー福島(福島)と、それぞれ中学卒業後や中学進学時に故郷を離れてはいますが、当然故郷への思いは強いはず。地元には家族や親戚、友人・知人も多いことでしょう。ぜひ活躍して、故郷に錦を飾ってほしいと思います。きっと知り合いが大勢、スタジアムに駆けつけてくれるんじゃないかな?
古巣対決、兄弟対決、故郷凱旋。そういう意味でも、この週末のレノファ山口戦はとても楽しみですね。そして「勝って3連勝」「首位キープ」といきたいですね。
昨日の19時からのUX「ナマ+トク ゴールデン」に、キャプテンの堀米選手と選手会長の高木善朗選手がコメンテーターとして出演していました。2人ともばっちりスーツ姿で決めて、カッコよかったですよ。NGTの若いお嬢さん達との共演で、とても嬉しそうでした(特に堀米選手)。