「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

大分県本耶馬渓町  「 井場原橋 ( いばはるばし ) 」

2019-09-20 16:39:47 | 大分の石橋

 

 久垣貞雄氏が別荘への道に架設した橋

 

 

 

 

 

 下流の川の中から井場原橋を望む

 

 

 

アーチの中央部分

 

 

 

橋脚部は高い位置に設置されている

 

 

 

 手前が昭和25年に拡幅された部分

 

 

 

 橋の下はかなり深い淵になっている

 

 

 

所在地 /  大分県本耶馬渓町東谷

架橋  /  不明   昭和25年改修

石工  /  中島岩吉

長さ   /  12.0m  幅   /  3.0m

拱矢  /     ?m  径間  /    ?m

環厚  /     ? ㎝  単一アーチ

 

井場原橋は東谷川左岸を通る国道500号線から対岸に渡る町道の橋で、

元代議士の久恒貞雄 氏が別荘への道路のため架設したものである。

初代の架橋当時は狭いものだったが、

昭和25年ごろに地元の中島岩吉という石工によって橋幅の拡幅と橋面のかさ上げが行われている。

その様子は橋の裏側から見ると輪石にハッキリと出ている。

井場原橋へのアクセス

井場原橋へは、国道500号線の横の藤原橋を過ぎると、廃校になった小学校が左手に見える。

そこから少し上流に行くと左側に架かっている。

駐車は橋の先に道路が広くなった場所がある。

 

 


大分県宇佐市  「 学校前橋 」

2019-09-16 16:37:29 | 大分の石橋

 

 低いアーチだがバランスがいい

 

 

 

 

 

長さ7mの橋が伊呂波川を跨ぐ

 

 

 

 

 

上流側からの遠望

 

 

 

 コンクリートで拡幅・補強された通路部

 

 

 

  頂部の要石部分は薄くなっている

 

 

 

 切石と栗石を積んだ壁石

 

 

 

 

  裏側から見た輪石と自然岩の上に積まれた橋脚部分

 

 

 

 

  今は廃校になった旧・麻生小学校

 

 

 

所在地 / 大分県宇佐市麻生  : 伊呂波川

架橋  /  不明

石工  /  不明

長さ   /  7.0m  幅   /  3.9m

拱矢  /  2.0m  径間  /  7.0m

環厚  /  40㎝   単一アーチ

 

学校前橋は、高野橋から700mほど上流に行った場所に架かる橋で、

現在は廃校になり、 「 ふれあい教室 」 的なものになっている。

以前は児童を渡す通学路として活躍していた橋で、

橋の通路部 ( 路版 ) をコンクリートで拡幅・補強している。

架橋や石工については不明である。

 


大分県九重町  「 妙見橋 」

2019-09-10 17:17:17 | 大分の石橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通路部は歩いて渡れる

 

 

 

 

 

 

 

すぐ側に久大本線の鉄橋が架かっている 

 

 

 

国道210号線の左側の民家の裏に架かっている

 

 

 

所在地  /  福岡県九重町右田

架橋  /   明治31年 ( 1898年 )

石工  /  不明

橋長  / 18.6m  橋幅  / 4.5m

径間  / 13.2m  拱矢  / 3.5m

環厚  / 50センチメートル

 

妙見橋は野上川にある4基の石橋群の中で最も下流に架かっている。

国道210号線の旧道の橋であったが、

新しい国道への切り替えによって現在は使われなくなった。

橋は幅広くやや扁平で頂部は薄く輪石だけで支えている。

上流側にはJR久大本線の鉄橋が並行して架かっている。

 


大分県本耶馬渓町  「 台 橋 」

2019-09-02 16:47:06 | 大分の石橋

 

  上流側から見た台橋の全景

 

 

 

 

 拡幅されたコンクリートの部分がやけに目立つ橋

 

 

 

 

 

 

 

  コンクリートでかなり拡幅されているのが分かる

 

 

 

  コンクリートで囲まれた輪石と壁石

 

 

 

 下流側から見た橋脚部分

 

 

 

隙間はあるもののバランスよく組まれた輪石

 

 

 

 

 上から見た通路部だけなら石橋とは気付かない

 

 

 

 

 橋の上流にある栗石で築かれた堰

 

 

 

所在地 /  大分県本耶馬渓町東谷

架橋  /   昭和27年

石工  /   門脇 新

長さ   /   8.0m  幅   /  2.1m

拱矢  /   1.8m  径間  /  5.6m

環厚  /   40 ㎝   単一アーチ

 

台 橋は農道の橋で、個人で架設した橋である。

下流側は拡幅されていないが、上流側はコックリートで1.5mほど拡幅されている。

橋自体の歴史も浅く、また上部路面がコンクリートで舗装されているため石橋だとは気付きにくい。

 


大分県九重町  「 通水橋 ( 右田井路橋 ) 」

2019-08-17 16:51:58 | 大分の石橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所在地  /  大分県九重町右田

架橋  /  明治40年ごろ架設と推定される

石工  /  不明

橋長  / 10.3m  橋幅  / 3.3m

径間  / 5.4m  拱矢  / 3.0m

環厚  / 40センチメートル

 

通水橋は、右田井路橋とも呼ばれ、大分自動車道の橋脚の下にあり、

妙見橋よりも大分寄りの国道210号線の対岸にある

甘川水川 ( あまがわせがう ) に架かる水路橋である。

橋の通路部は水路になっており、下流の田園地に水を送くる役割を果たしている。

橋脚は高くアーチはきれいな馬蹄形をなしているが、

鹿や猪などの侵入を防ぐ防獣ネットが張り巡らされているため、

近くからの撮影ができなかった。

 


大分県日田市  「 大石橋 」

2019-08-09 16:59:52 | 大分の石橋



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所在地  /  福岡県日田市東有田

架橋  /   明治32年頃と推定される

石工  /  不明

橋長  / 7.0m  橋幅  / 4.6m

径間  / 4.5m  拱矢  / 3.2m

環厚  / 35センチメートル

 

 

県道から入った旧道の橋で、月出山 ( かんとう ) 公民館の近くにあり、

下流側をコンクリートで拡幅している。

別名 「 はしりば 」 橋とも呼ばれている。

 

 


大分県玖珠町  「 清水御門前単径間円弧桁橋 」

2019-08-08 18:08:39 | 大分の石橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所在地  /  大分県玖珠町森

架橋  /  明治以前の架橋と推定される 

石工  /  不明

橋長  / 2.5m  橋幅  / 2.9m

単径間円弧桁橋

 

清水御門前庭園は、旧藩主久留島氏の庭園である。

平成8年3月に大分県指定の名勝になった。

この庭園の門前には2基の円弧桁橋がある。

 


大分県九重町  「 宝八幡神宮参道橋 」

2019-08-01 16:43:38 | 大分の石橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白い猪が居る、縁起の良い 「 宝八幡神宮 」 。

その本殿に向かう参道に架かる太鼓橋で、

橋を五歩で渡れば、 ” 合格橋 ” とされ、

八歩で渡れば、 ” 開運橋 ” と言われている。

試験を受けることが無いので、開運を願って八歩で渡ったが・・・

まぁ、そのうち良かことがあるでっしょ!

 

 


大分県九重町  「 藤ノ尾橋 」

2019-07-30 16:26:03 | 大分の石橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所在地  /  大分県九重町右田

架橋  /  明治29年 ( 1896年 )

石工  /  不明

橋長  / 14.5m  橋幅  / 4.5m

径間  / 不明  拱矢  / 不明

環厚  / 不明

 

藤ノ尾橋は、旧佐賀県道の国道210号の旧道の橋で、

この道沿いの中では最も水分峠寄りの平家山地区への入り口にある。  

橋は新しい橋の架設により、現在は崩落の恐れがあるため通行止めになっている。  

 


大分県九重町  「 右田発電所2号開渠右田橋 」

2019-07-19 16:04:13 | 大分の石橋

 

橋は階段の下に隠れている 

 

 

 

 

フェンスで覆われて 「 立入禁止 」 のため立ち入ることが出来ない

 

 

 

 

 

 

 

黄色い部分が輪石の輪郭になる

 

 

 

鉄橋は久大本線の引治と豊後中村の間になる

 

 

 

道路を挟んだ反対側にある工場

 

 

 

所在地  / 大分県九重町右田

発電所運転開始   / 大正9年5月 ( 1920年 )  

石工   /     不明

橋長  /  不明   橋幅  /  不明

径間  /  不明   拱矢  /  不明

環厚   /  48センチメートル 

 

右田橋は、久大本線の引治駅と豊後中村駅の間にある開渠であるが、

輪石が見える場所はフェンスで覆われており、

オマケに立入禁止になっているため、近くで見ることが出来なかった。

ただ、フェンスのネットの間からではあるが、大きな輪石が確認できる。

 


大分県前津江村  「 中城橋 ( ちゅうじょうばし ) 」

2019-07-15 16:18:21 | 大分の石橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突き当りに県道9号日田鹿本線が見える

 

 

 

所在地  / 大分県日田市前津江町仙頭屋敷

架橋   / 明治39年9月 ( 1906年 )  

石工   /     不明

橋長  /  24.0m   橋幅  /  3.4m

径間  /  18.50m   拱矢  /  6.60m

環厚   /  72センチメートル 

 

中城橋は、県道698号西大山大野日田線と県道9号日田鹿本線とが交わる三叉路に架かる橋で、

深い谷に架かっているため、要石に刻まれた橋名を確認するのが困難であった。

架橋は明治39年と古いが、昭和53年にコンクリートで拡幅されている。

今でも現役の橋として活躍しているのは橋を支える大きな輪石のお陰だと思う。

 

 

 


大分県九重町  「 深瀬橋 」

2019-07-10 16:52:19 | 大分の石橋




 

 

 

国道210号線から見た深瀬橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深瀬橋の上流には国道210号線とJRの久大本線が走る

 

 

 

 

所在地  / 大分県九重町右田

架橋   / 明治30年 ( 1897年 )  

石工   /     不明

橋長  /  17.40m   橋幅  /  4.50m

径間  /  13.70m   拱矢  /  3.40m

環厚   /  50センチメートル 

 

 深瀬橋は国道210号線の旧道の橋で、

主要道路の橋として活躍したが、新しい橋の架橋で使われなくなったが、

橋は現在も健在で通行可能である。

橋を支える輪石は大きく、アーチはやや扁平できれいな弧を描いている。

 


大分県日田市  「 出店橋 ( でみせばし ) / 移設復元 」

2019-06-14 16:24:51 | 大分の石橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所在地  / 大分県日田市  ・ 河川公園

架橋  /  明治10年代以前の架設と推定 

石工  / 不明

橋長  / 6.7m  橋幅  / 2.3m

2径間桁橋

 

この出店橋も河川公園に移設復元された橋である。

長さ2.9mの桁石 ( 左岸6本・右岸6本 ) を中央の橋脚に乗せ支えている。

支える橋脚は3本の柱で梁石を受けて、太鼓橋のように中央が高く、

左右両側に勾配を設けている。

橋面の拡幅に併せて補強改修を行っており、

高欄は当時の石製で重厚な造りである。

もともと日田市内の求町に架かっていた市道の橋だが、

名里橋やゴクナシ橋ともども河川公園に移設復元されている。

 


大分県九重町  「 右田発電所上橋 」

2019-06-13 16:21:07 | 大分の石橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所在地  /  大分県玖珠郡九重町大字右田

右田発電所運転稼働   / 大正9年(1920)5月

橋幅   / 5.0m     径間   / 2.6m

拱矢   / 1.3m   環厚  / 36cm

 

大分県九重町の右田発電所に水を送るために架けられたアーチ橋で、

国道210号線からの脇道に架かっている。

アーチは馬蹄形で狭いスパンに腰高に造られているのが下から見るとよく分かる。

 

 


大分県日田市  「 名里橋 ( なざとばし ) / 移設復元 」

2019-06-10 12:00:01 | 大分の石橋




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所在地  / 大分県日田市  ・ 河川公園

架橋  /  大正14年 ( 1925年 )

石工  / 不明

橋長  / 8.6m  橋幅  / 4.0m

径間  /  ?m  拱矢  /   ?m

環厚  / 35cm  単一アーチ

 

以前は日田市内の求々里の市道に架かっていた橋だが、

現在は河川公園に移設復元されている。

橋は径間が広く、やや扁平に見える。

移設後も輪石や壁石の一つ一つに番号が打たれ、

シッカリと組まれ、復元されている。