旧福岡県公会堂貴賓館 ( きゅうふくおかけんこうかいどうきひんかん ) は、
福岡県福岡市にある国の重要文化財建築物である。天神中央公園の中に位置する。
戦後は福岡高等裁判所、福岡県立水産高等学校、福岡県教育庁舎など様々な施設に転用。
貴賓館は、明治時代の希少なフレンチ・ルネッサンス様式を基調とする公共の木造建築物と評価され、
1984年 ( 昭和59年 ) 5月に国の重要文化財に指定された。
2005年 ( 平成17年 ) に発生した福岡県西方沖地震で、
天井・ガラス・壁などに大きな被害を受けたが、
復旧工事を経て2008年 ( 平成20年 ) 5月から一般公開が再開された。
木造二階建てで、設計は福岡県の土木技師三條栄三郎によるものであり、
フレンチ・ルネッサンス様式のデザインが取り入れられている。