「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

大分県中津市「中津祇園」

2024-07-27 13:56:56 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣

古博多町の祇園車

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古魚町の祇園車

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中津祇園では、山車のことを「祇園車」と呼んでいます。

天和3年(1683年)、豊後町有志から

「京都の祇園にならって美麗な山車を出してはどうか」との発意があり、

当時の藩主である小笠原長胤が、

美しい山車を京都から取り寄せて豊後町に与えたのが「祇園車」のはじまりです。

京都の祇園祭の山鉾とは違い、車軸(芯棒)を折れにくくして強度を確保するために、

樹齢数百年の松等を輪切りにした大きな車輪(グル)を取り付けるスタイルとなっています。

また、路地の狭い中津の町に、できるだけ大きな祇園車を御神幸させるため、

屋根の両端を上向きに折り曲げた「折り屋根」も特徴の一つです。