復元した国の重要文化財指定の阿蘇神社の楼門
新しく使われた柱は水分が抜けることを計算して5mm大きい
色が違う新調された板や柱
本殿側から見た楼門
阿蘇神社本殿
解体されて何もない状態の楼門付近(令和元年)
7年前の熊本地震で被災した熊本県阿蘇市の阿蘇神社で、
国の重要文化財に指定され、
神社のシンボルになっている「楼門」の復旧工事が終わり、
7日完成を祝う式典が行われた。
7年8カ月前の熊本地震で、阿蘇市の阿蘇神社は「拝殿」や
神社のシンボル「楼門」が倒壊するなど大きな被害を受け、復旧工事が続いてきた。
「楼門」は国の重要文化財に指定されていることから、
工事では元の材木を少しでも多く使うことが求められ、
解体作業だけでおよそ1年をかけて1万点以上の材木を回収した。
その後、回収した材木を補修したり、新しい材木と継ぎ合わせたりしたほか、
耐震性を高めるため防弾チョッキにも使われる頑丈な素材で補強するなどして、
回収した元の材木の7割ほどを再利用したということです。
7年以上続いた復旧工事は今月初めに終わり、
7日午前11時から完成を祝う式典が行われ、
午後から「くぐり初め」の神事が行われた。
地震以来およそ7年8か月ぶりに楼門をくぐることができるようになった。