鉄柵で保護されている当時の親柱
御船町の下鶴橋同様に遊び心で親柱の裾に月が丸く掘られている
上流側からの見た高井川橋
左手に国道3号線が見える上流側
近距離から見た下流側
下流側の遠望
所在地 / 熊本県鹿北町岩野 ( 国道3号線横 )
架橋 / 明治14年 ( 1881年 )
石工 / 橋本勘五郎だと言われる
長さ / 19.75m 幅 / 5.00m
拱矢 / 7.50m 径間 / 15.95m
単一アーチ
国道3号線を弁天交差点から山が方面に向かうと、
男岳川に架かる石橋がある。
この橋は明治14年10月に、旧国道3号線の建設にともない
明治政府によって架けられたものである。
物流の大動脈として、また九州を縦断する当時の国道にふさわしく、
大きく男性的な単一アーチ橋である。
その反面、親柱の裾には 御船町の下鶴橋同様 に遊び心で月が丸く掘られ、
雪見障子の丸窓ではないが、凝った造りの欄干は女らしさを漂わせている。