博多祇園山笠の祖となった聖一国師のことが漫画で詳しく描かれている
博多駅前に飾られた飾り山
去年も今年もコロナ禍で追い山は中止になったが、
毎年七月十五日の早朝に櫛田神社の太鼓の音とともに
追い山で博多の街が熱気と歓声に包まれる。
日本三大祇園祭の一つである博多祇園山笠。
そんな博多祇園山笠のことが漫画で詳しく描かれている。
鎌倉時代に博多の街中に疫病が流行り、
宋から帰った聖一国師がそれを退散させようと施餓鬼棚(山笠台)に乗り、
疫病で亡くなった人の供養と、
疫病退散の祈祷水を撒いたのが山笠の起源であると言われている。
その聖一国師の生い立ちから
饂飩(うどん)や饅頭、小麦を粉にする水車なども聖一国師の功績で、
山笠のみならず、博多の文化や歴史が解りやすく描かれている。