「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県豊前市 ・ 宇島軽便鉄道跡を歩く 「 塔田駅から黒土駅 」

2019-09-03 16:11:18 | 廃線路

 

 

 

 

 

 

かつて宇島鉄道の 「 塔田駅 」 があった場所

 

 

 

 

築堤跡

 

 

 

 

今も遺る橋梁の石積み

 

 

 

 

かつて宇島鉄道の 「 黒土駅 」 があった場所

 

 

 

 

 

 

 

宇島鉄道は明治45年3月に京築の有志により、

宇島鉄道株式会社を設立され、

大正3年(1914年)1月11日に待望の開通式を迎えた。

今から100年以上も前のことである。

豊前市八屋から上毛町有野までの17.7キロを結ぶ「宇島鉄道」であったが、

大分県中津市の「耶馬渓鉄道」の出現や経営難などから、

昭和11年(1936年)8月1日に全面廃業した。

わずか22年6カ月で廃線となった幻の宇島鉄道である。

 

宇島 ー 千束 ー 塔田 ー 黒土 ー 広瀬橋 ー 安雲 ー 光林寺 ー 岩木大池築堤

友枝 ー 鳴水橋 ー 下唐原 ー 中唐原 ー 上唐原 ー 百留 ー 原井 ー 鮎帰 ー 有野

 

塔田駅から築堤跡に沿って南下すると、

田園地帯の中に橋梁の石積みが遺されている。

そこからさらに築堤に沿って行くと岸井集落に着く。

その集落の中に 「 黒土駅 」 があった。

今は線路が生活道路として遺っているくらいで、

当時の駅を偲ぶ物は何も遺っていない。

 


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