「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

大分県宇佐市  「 高野橋 ( こうやばし ) 」

2018-03-19 12:41:34 | 大分の石橋



伊呂波川を跨ぐ橋は階段の部分が変則に見える









下流側からの眺望








橋の片方だけに石段が設けられている








橋の向こうには高野堂入り口に立つ仁王像が見える








石工の松原庄之助と桑原百之助の名が刻まれた親柱








世話人 江河 登の名が刻まれた親柱








県道 ( 円座中津線 ) から対岸に架けられた橋








輪石と路盤と高欄だけのアーチ頂部








川土手から直接組み上がった橋脚と壁石








輪石を5本あるいは4本で組まれたアーチ








道路よりも高くなっているのは高野堂への参道に合わせたため






所在地 /  大分県宇佐市麻生 ・ 伊呂波川
架橋  /  大正8年
石工  /  松原庄之助 ・ 桑原百之助
長さ   /  7.0m  幅   /  2.6m
拱矢  /  2.5m  径間  /  7.0m
環厚  /  40㎝   単一アーチ


高野橋は伊呂波川の左岸の県道から
対岸の高野堂への参拝道として架けられた橋である。
対岸の参道の高さに橋を合わせているため、
低い方の県道側からは階段になっており、
その独特な形がこの橋の良さを醸し出している。
また、この橋は熱心な信者であった個人が、
出資し寄進したものといわれている。
親柱には地元石工の松原庄之助と桑原百之助と、
世話人である江河 登の名が刻まれている。


高野橋へのアクセス
高野橋へは、中津市三光村から県道円座中津線を宇佐方面に行くと、
T字の突き当りに出る。
そのT字を左に1キロmほど行くと右に鋭角に入る道があるので
その道に入って1キロほどの場所に架かっている。
駐車は、橋の前の空き地に駐車した。
なお、高野堂橋についても同じルートである。


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