普段は格子扉で施錠されている
楠名古墳は7世紀前半に築造されたと考えられており、
重定古墳の南に位置する径32m、高さ約6mの円墳で、
石室全長約16mの複室構造の横穴式石室である。
装飾古墳ではないが、一部に線刻画が見られる。
内部は玄室※より前室が大きい特異な形状で、
前室のほぼ中心が墳丘の頂部と一致するところに巨石を据えた古墳である。
※ 玄室・・・横穴式石室や横穴の死者を埋葬する墓室
( 国指定史跡 )