「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県久留米市 「 権現塚古墳 」

2020-06-05 15:55:35 | 古墳・ 遺跡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

墳丘の中央部は縄が張られ立ち入り禁止になっている

 

 

 

 

 

久留米市大善寺にある 「 権現塚(ごんげんづか)古墳 」 は、

「 日本書紀 」 などに登場する 「 水沼君(みぬまのきみ) 」 一族

( 筑後国三潴郡一帯を支配していた古代の海人豪族 )の墳墓だと言われ、

5世紀後半に御塚古墳、

6世紀初頭に権現塚古墳が築造されたものと推定されています。

権現塚古墳は墳丘の直径は約50m、高さ約9mで周濠が二重に巡らされ、

周濠を含めると直径約150mにもなる大円墳です。

内部は未調査のため不明です。

江戸時代末期の久留米藩士・矢野一貞により

『 筑後将士軍談 』 の中で絵図入りで紹介されています。

大正時代に当時の大川鉄道株式会社の社長が巨額を投じ、

地元の有志も参加した修復が行われ、

その後は住民の手によって保存されてきました。

現在は久留米市により「 御塚・権現塚史跡の広場 」として整備されています。 

 


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