抜気大首 (ぬけのおおびと)、筑紫 (つくし)に任(ま)けらえし時に、
豊前の国(とよのみのくち)の娘子紐児(をとめひもこ)を娶(ま)ぎて作る歌。
石上(いそのかみ)布留(ふる)の早稲田(わさだ)の穂にはいでず
心のうちに 恋ふるこの頃
石上神宮の近くにある布留の里の早稲田(神田)ではないが、
穂にも出さず、あなたへの想いは顔色に表さないが、
心の内ではずっと恋焦がれているこの頃です。
抜気大首 (ぬけのおおびと)、筑紫 (つくし)に任(ま)けらえし時に、
豊前の国(とよのみのくち)の娘子紐児(をとめひもこ)を娶(ま)ぎて作る歌。
石上(いそのかみ)布留(ふる)の早稲田(わさだ)の穂にはいでず
心のうちに 恋ふるこの頃
石上神宮の近くにある布留の里の早稲田(神田)ではないが、
穂にも出さず、あなたへの想いは顔色に表さないが、
心の内ではずっと恋焦がれているこの頃です。