「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県豊前市 ・ 宇島軽便鉄道跡を歩く 「 漁火付近から福銀までの軌道跡 」

2019-06-03 18:33:56 | 廃線路

漁火付近の細く曲がった軌道跡

 

 

 

 

 

軌道跡から宇島停車場方面を望む

 

 

 

 

 

マルショクの駐車場の中央の電信柱付近を線路が敷かれていた

 

 

 

 

 

私道となった、かつての線路

 

 

 

 

 

私道を抜けて福岡銀行の建屋の間の隙間が軌道跡になる

 

 

 

 

 

 

宇島鉄道は明治45年3月に京築の有志により、

宇島鉄道株式会社を設立され、

大正3年(1914年)1月11日に待望の開通式を迎えた。

今から100年以上も前のことである。

豊前市八屋から上毛町有野までの17.7キロを結ぶ「宇島鉄道」であったが、

大分県中津市の「耶馬渓鉄道」の出現や経営難などから、

昭和11年(1936年)8月1日に全面廃業した。

わずか22年6カ月で廃線となった幻の宇島鉄道である。

 

宇島 ー 千束 ー 塔田 ー 黒土 ー 広瀬橋 ー 安雲 ー 光林寺 ー 岩木大池築堤

友枝 ー 鳴水橋 ー 下唐原 ー 中唐原 ー 上唐原 ー 百留 ー 原井 ー 鮎帰 ー 有野

 

今回の軌道跡は、宇島停車場から福銀までの紹介である。

当時は民家が無かった場所で、買収しやすい土地を選んだため、

蛇のように曲がりくねった細い道が線路だった。

その名残りで曲がった細い道が今も生活路として使われている。


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