『 カラダコワレタ 』
ダイジニ シナカッタカラ
カラダ コワレタ
ネツガ アリマス
テアシガ ツメタイデス
セナカガ ゾクゾクシマス
ハキケガシマス
メノイロガ キイロイデス
オシッコハ チャイロイデス
イツモ キブンワルイデス
マイニチ テンテキイヤデス
ハヤク ヨクナリタイデス
今からかれこれ10数年前に地方議員をしていた。
そのころに書いた詩である。
当時、平成の大合併で地方自治体の編成が大きく変わろうとしていた。
合併に対して民意が反映されるのが一番だと思っていたが、
首長や議員が保身のために住民の民意を無視して、
一度は否決になった議案を強引に臨時議会を開き議決した経緯がある。
そのときの裏切りや根回しなどの卑劣さにストレスが溜まり、
誰にも弱みを見せず虚勢を張って酒に逃げていた。
ストレスを紛らわす酒は飲んでも飲んでもキリがなく、
それが引き金になって肝臓を痛めてしまった。
肝機能のそれぞれの数値は1000を超えていたが、
一票を争う議決に懇願して点滴を打ちながら議会に出たコトがある。
結果、民意が反映されずに破れてしまった。
それから自分を責めたカラダを労ろうと1年半の禁酒をし、
2期努めた議員も3期目は出馬せずに辞めた。