その1では、日展会員 篆刻家 柳 濤雪先生(佐渡出身、同級生)の作品について紹介させていただきましたが、その2では、今回の日展に会員として展示されている佐渡出身の先生方の作品や、私が目に留まった入選作品等を3階の「書」の展示室から順にご紹介します。
各展示室の入口には、下記のようにその部屋に展示している作品の種別を表示してありますので、大変多い作品を全部見ようとすると大変な時間と動力を必要とします。したがって、自分の興味のあるもの又はお知り合いの先生の作品を目的にして、探すことが必要かと思います。
2階の入口の表示です。
まず、3階の篆刻と同じ展示階「書」の部屋には、家内の書道の先生の作品が出品されているとのことで、案内図と名簿で探し出す。
下段の横長の書。先生は「日展会友」となっている。
記念に家内を入れ、写真に収める。 作品の評価は、私にはわからない」。
「書」の展示会場だけで3階の半分を超える面積を占めている。作品も多い。
廊下に出て一服する。
3階ロビーから1階ロビー方面を見下ろす。内側から観るガラスの外観が素晴らしい。
次いで、2階の「彫刻」の展示会場へ。皆さんと反対まわりで奥から入る。
たくさんの作品が並んでいる。
案内人に、「案内表示されている<2>とは、どのあたりでしょう? 会員の 親松英治先生の作品を見たいんですが・・。同郷のものです」とお聞きしたら、その作品展示場所まで案内してくださった。案内人「親松先生は、初日にいらしてくださいました」と教えてくださった。
案内人にお礼を言って別れた。
作品材料は、石膏。 均整の取れた美少女。「勝利」と表示されている。
親松先生は、佐渡市両津出身。
昨年の日展では、本人に展示現場からお電話したら、本人も当日日展にいらしていて、作品の前で記念写真を撮らせてもらった記憶があります。
(2023.11.09のブログ参照) 久しぶりの石膏作りです。
親松先生の作品は、佐渡市真野地区新町の森元医院のロビーにたくさん展示されてあり、帰郷するごとに見学させてもらっていました。
その他の作品で家内が、「自然にあふれていていい作品だね」と申したものの一つがこれ。
手前の作品。
続いて「洋画」に廻る。
洋画は好きなんですが、一つ一つ見ていると大変疲れる。
私が目に留まった作品を2点ほど。
題目「祈る」 沖津 信也 (山形県 入選)
題目「優しい時」 前川 ひろこ 神奈川県 入選)
今回は、人物画が多いように思いました。
洋画では、佐渡出身の方は存じあげませんので、1階の「工芸美術」に下りる。
2階から1階に下りるときのエスカレータからパチリ。1階奥は、喫茶店となっている。
工芸では、日展理事長で佐渡出身の宮田亮平先生がまず浮かぶ。
毎年同じ場所辺りにあるので、すぐにわかる。
今回の作品は、珍しい。イルカが四方八方を向いている。周りのわっかが何か池須を表わしているのだろうか? 理解が難しい。
入口の方に 佐渡市畑野出身(在住?)の竹細工 会員 本間秀昭先生の作品が見える。
正面から写真を撮ろうとしたが、光線の関係で竹細工とはわからないほど黒くなってしまうので、後ろ側から撮ってみた。
2~3年前に、本間先生の作品が「特選」に選ばれたことがある。毎年、見ごたえのある竹製品で、いつも心を引かれる。
壁側には、立派な作品が掲げられているのでパチリ。
題目 「円舞'24」 漆。 岩瀬 浩之 (福島 無鑑査)
とてもきれいなものとして仕上がっていた。
展示室から出て一服する。持参のOS-1飲料水や菓子等を貪り、少し休む。もう、5000歩を超えている。
毎年のように「日本画」は素通りすることにしようと意見が一致。
遠くから日本画の展示室をパチリ。素通りとなった。
玄関を出ると、もう夕日が木々を照らしてきれい。
欅だった。紅葉が始まっている。
六本木駅に急ぐ。無事、自宅に帰りついた。