5月19日(土曜日)13時からJR大崎駅近くの大崎ブライトコアホール3階大広間において、首記イベントが開催された。
主催は、新潟県、佐渡市、佐渡を世界遺産にする会、佐渡を世界遺産にする新潟の会、佐渡を世界遺産にする首都圏の会。
出席参加者数は、350名ほどとのこと。
受付風景。
受付脇の展示された「佐渡鉱山の遺産群」の立て看板。
今日の司会者は、フリーアナウンサーの出光ケイさん。
後で行われた挨拶の方の内容や大学生の発表会の内容を素早くまとめて紹介するなど、とても素晴らしかった。“さすが” と感じました。
司会者の案内で、イベントに先立ち、12時50分から篠笛奏者狩野泰一さんの篠笛が披露された。
篠笛で童謡“砂山”や民謡等4曲を披露。
狩野さんは、「鼓童」に入り佐渡に住みながら篠笛の魅力に取りつかれ、その後独立。現在東京に居を構え、篠笛の魅力をいろんな容で伝えている。佐渡新潟の魅力を発信するということで駆けつけたとのこと。
狩野さんの篠笛に聴き入る出席者。
定刻よりやや遅れて、首都圏イベントが始まった。
イベントの模様を紹介します。
司会者が本日のスケジュールを説明。また、入口ホールでの物産ブース等を紹介。
挨拶のトップとして、主催者である益田浩新潟県副知事が開会の挨拶を述べた。
益田副知事の挨拶。
副知事は、この4月に国内推薦を得るために4回目となる申請をしたこと、佐渡金銀山についてそれぞれの地区でいろんなイベントを行い、盛り上げていること等に謝意を述べ、今年こそは と決意を述べられた。
次いで、国会議員等で構成される佐渡金銀山世界遺産推進議員連盟事務局長の細田衆議院議員が祝辞を述べられた。
細田衆議院議員の挨拶。
細田衆議院議員は、佐渡へ行ったことがない人はこれを機会にぜひ佐渡に足を延ばしてもらいたいと述べられた。
東京新潟県人会特別顧問の平さんが挨拶。
読売旅行社で1万人の佐渡旅行をすべく計画されていること等について述べられた。
本日ご隣席くださった来賓の方の名前を読み上げ紹介。
紹介された佐渡市から駆け付けた佐渡市議会議員の4名の方。
司会者から祝電を紹介。
佐渡市観光産業部世界遺産推進課深野課長が、昨年度国内推薦委員会から指摘された5項目についての取り組みを詳細に報告された。
深野世界遺産推進課課長による取り組みの現状を説明。
今年度推薦されますと20年度のオリンピック開催年時にイコモスから推薦選定を得ることとなる記念すべき年となる。。世界遺産となったときの取り組みも紹介。
主催者の一員である佐渡を世界遺産にする首都圏の会の坂田会長が挨拶に立つ。そして同副会長の2名が古式豊かな衣装をまとって壇上に上がった。同時に佐渡を世界遺産にする浦野佐渡の会副会長、同池田新潟の会会長が壇上に上がった。
佐渡を世界遺産にする首都圏の会他各団体会長等。
坂田会長は、最近の金の道ウォーク活動を報告、また、6月1日にはエコーハガキを再発行、今回は新潟市や佐渡市内でも販売されること等を詳細に報告された。
佐渡市と連携する首都圏における獨協大学、東京学芸大学、大正大学並びに日本大学等それぞれが、実際に佐渡市内で研究された成果を発表。
獨協大学外国語学部交流文化学科の生徒による発表。
次いで、東京学芸大学教育学部E類多文化共生教育コースの学生による研究発表がなされた。
大正大学地域創生学部地域創生学科の助教授と生徒さんが研究成果を発表。
日本大学商学部に生徒さんによる発表。
各大学の研究発表はそれぞれ約20分間。実際に島内現地で聞いたこと観たこと等に基づいて研究され、若い人から見た佐渡金銀山に対する島民と行政の取り組みについて率直な意見を述べられた。
また、日本大学の学生の発表にあったアメリカの一地区で世界遺産登録されている地区における街の活性化を例に挙げ発表されたことは、佐渡市においてもたいへん参考になったのではないでしょうか。
これらの研究課題を分析し、今後の行政に生かしてもらいたいと思います。
4大学の研究発表が終了、4大学の発表に対して佐渡市長から記念品(佐渡特産品の目録)の贈呈があった。
佐渡市長から謝礼を受ける学生。
第1部の大学生による研究発表が終了し、しばらく休憩。
休憩時の物産販売ブース前の賑わい。
第2部として、「世界遺産ー地域の宝から世界の宝へー」をテーマとして、世界文化遺産に登録されている熊野古道と石見銀山に関係している和歌山県世界遺産センター長の辻林さん、大国前島根県大田市教育委員会教育長及び三浦佐渡市長の3名による鼎談が行われた。
辻林センター長さん、大国前教育長さん。
三浦市長。
三浦市長は、まず佐渡島の現状、農業遺産やジオパークについて簡単に説明。まず、それぞれの遺産規模等について話してもらいたいと促す。
辻林さんから世界遺産について現状について話し始め、遺産をどのように守っていくか、観光とどう向き合っていくか、世界遺産をどう活用していくか について話していきたいと。
大国さんは、「石見銀山の世界遺産の規模は、非常に小さい」。その規模等をスライドを流して話された。
石見銀山の坑内。
三浦市長は、世界遺産登録された後観光、経済等がどう変わったか をお話し頂きたいと振る。
石見銀山について大国さんは、交通の便が悪いこと故、登録されたときブームに乗ってつくられたものは、続いていない。最近になって個人を相手にした小さな民宿などが出来つつある。
熊野古道世界遺産について大国さんは、交通ルートは良いとは言えない。観光は石見銀山と全く同じ状態である、ただ、田辺市で外国人向けの旅行あっせんをする組織を立ち上げ成功していることが報告され、自分たちの生活文化を紹介して成功していると思うと述べた。
両氏は、現地で現在起きているもろもろのことを話された。
小国さんは、このイベント会場に来る前佐渡島を訪れ、佐渡鉱山遺跡等を視察したとのこと。
佐渡への提言アドバイスをお願いする。
辻林さんは、交通の便が悪いのを改良することは難しい。これを良い方向にとらえて行った方が良いのではないか、熊野古道も石見銀山と同じく大型バスの停留所はない、物見的な容より、歴史等を勉強してきてもらいたい と。
小国さんは、行政は、基本的に後手必勝。先手ができるのは、市民との協同関係を築くことである。
登録後応援し続ける組織を築くことが必要と思う と締めた。
三浦市長が約1時間に及ぶ鼎談を締めくくった。
熊野古道並びに石見銀山の現状について辻林さん、小国さん、長時間に渡ってお話しいただきありがとうございました。
最後に佐渡市三浦市長が閉会の挨拶に立ち、今日のイベントのすべてを終了した。
三浦市長の閉会挨拶。
三浦市長は、「国内推薦まであと2か月、この間何ができるかわかりませんが、お力を貸してください」と申し締めくくった。
長時間にわたって、若い人が観る佐渡、そして世界遺産登録を得ている熊野古道、石見銀山世界遺産の現状を生の声で率直に話され、聴くことができた。出席者の皆さんも大変満足したことと思います。
この7月末には、国内推薦を得られまうよう祈念しています。
主催は、新潟県、佐渡市、佐渡を世界遺産にする会、佐渡を世界遺産にする新潟の会、佐渡を世界遺産にする首都圏の会。
出席参加者数は、350名ほどとのこと。
受付風景。
受付脇の展示された「佐渡鉱山の遺産群」の立て看板。
今日の司会者は、フリーアナウンサーの出光ケイさん。
後で行われた挨拶の方の内容や大学生の発表会の内容を素早くまとめて紹介するなど、とても素晴らしかった。“さすが” と感じました。
司会者の案内で、イベントに先立ち、12時50分から篠笛奏者狩野泰一さんの篠笛が披露された。
篠笛で童謡“砂山”や民謡等4曲を披露。
狩野さんは、「鼓童」に入り佐渡に住みながら篠笛の魅力に取りつかれ、その後独立。現在東京に居を構え、篠笛の魅力をいろんな容で伝えている。佐渡新潟の魅力を発信するということで駆けつけたとのこと。
狩野さんの篠笛に聴き入る出席者。
定刻よりやや遅れて、首都圏イベントが始まった。
イベントの模様を紹介します。
司会者が本日のスケジュールを説明。また、入口ホールでの物産ブース等を紹介。
挨拶のトップとして、主催者である益田浩新潟県副知事が開会の挨拶を述べた。
益田副知事の挨拶。
副知事は、この4月に国内推薦を得るために4回目となる申請をしたこと、佐渡金銀山についてそれぞれの地区でいろんなイベントを行い、盛り上げていること等に謝意を述べ、今年こそは と決意を述べられた。
次いで、国会議員等で構成される佐渡金銀山世界遺産推進議員連盟事務局長の細田衆議院議員が祝辞を述べられた。
細田衆議院議員の挨拶。
細田衆議院議員は、佐渡へ行ったことがない人はこれを機会にぜひ佐渡に足を延ばしてもらいたいと述べられた。
東京新潟県人会特別顧問の平さんが挨拶。
読売旅行社で1万人の佐渡旅行をすべく計画されていること等について述べられた。
本日ご隣席くださった来賓の方の名前を読み上げ紹介。
紹介された佐渡市から駆け付けた佐渡市議会議員の4名の方。
司会者から祝電を紹介。
佐渡市観光産業部世界遺産推進課深野課長が、昨年度国内推薦委員会から指摘された5項目についての取り組みを詳細に報告された。
深野世界遺産推進課課長による取り組みの現状を説明。
今年度推薦されますと20年度のオリンピック開催年時にイコモスから推薦選定を得ることとなる記念すべき年となる。。世界遺産となったときの取り組みも紹介。
主催者の一員である佐渡を世界遺産にする首都圏の会の坂田会長が挨拶に立つ。そして同副会長の2名が古式豊かな衣装をまとって壇上に上がった。同時に佐渡を世界遺産にする浦野佐渡の会副会長、同池田新潟の会会長が壇上に上がった。
佐渡を世界遺産にする首都圏の会他各団体会長等。
坂田会長は、最近の金の道ウォーク活動を報告、また、6月1日にはエコーハガキを再発行、今回は新潟市や佐渡市内でも販売されること等を詳細に報告された。
佐渡市と連携する首都圏における獨協大学、東京学芸大学、大正大学並びに日本大学等それぞれが、実際に佐渡市内で研究された成果を発表。
獨協大学外国語学部交流文化学科の生徒による発表。
次いで、東京学芸大学教育学部E類多文化共生教育コースの学生による研究発表がなされた。
大正大学地域創生学部地域創生学科の助教授と生徒さんが研究成果を発表。
日本大学商学部に生徒さんによる発表。
各大学の研究発表はそれぞれ約20分間。実際に島内現地で聞いたこと観たこと等に基づいて研究され、若い人から見た佐渡金銀山に対する島民と行政の取り組みについて率直な意見を述べられた。
また、日本大学の学生の発表にあったアメリカの一地区で世界遺産登録されている地区における街の活性化を例に挙げ発表されたことは、佐渡市においてもたいへん参考になったのではないでしょうか。
これらの研究課題を分析し、今後の行政に生かしてもらいたいと思います。
4大学の研究発表が終了、4大学の発表に対して佐渡市長から記念品(佐渡特産品の目録)の贈呈があった。
佐渡市長から謝礼を受ける学生。
第1部の大学生による研究発表が終了し、しばらく休憩。
休憩時の物産販売ブース前の賑わい。
第2部として、「世界遺産ー地域の宝から世界の宝へー」をテーマとして、世界文化遺産に登録されている熊野古道と石見銀山に関係している和歌山県世界遺産センター長の辻林さん、大国前島根県大田市教育委員会教育長及び三浦佐渡市長の3名による鼎談が行われた。
辻林センター長さん、大国前教育長さん。
三浦市長。
三浦市長は、まず佐渡島の現状、農業遺産やジオパークについて簡単に説明。まず、それぞれの遺産規模等について話してもらいたいと促す。
辻林さんから世界遺産について現状について話し始め、遺産をどのように守っていくか、観光とどう向き合っていくか、世界遺産をどう活用していくか について話していきたいと。
大国さんは、「石見銀山の世界遺産の規模は、非常に小さい」。その規模等をスライドを流して話された。
石見銀山の坑内。
三浦市長は、世界遺産登録された後観光、経済等がどう変わったか をお話し頂きたいと振る。
石見銀山について大国さんは、交通の便が悪いこと故、登録されたときブームに乗ってつくられたものは、続いていない。最近になって個人を相手にした小さな民宿などが出来つつある。
熊野古道世界遺産について大国さんは、交通ルートは良いとは言えない。観光は石見銀山と全く同じ状態である、ただ、田辺市で外国人向けの旅行あっせんをする組織を立ち上げ成功していることが報告され、自分たちの生活文化を紹介して成功していると思うと述べた。
両氏は、現地で現在起きているもろもろのことを話された。
小国さんは、このイベント会場に来る前佐渡島を訪れ、佐渡鉱山遺跡等を視察したとのこと。
佐渡への提言アドバイスをお願いする。
辻林さんは、交通の便が悪いのを改良することは難しい。これを良い方向にとらえて行った方が良いのではないか、熊野古道も石見銀山と同じく大型バスの停留所はない、物見的な容より、歴史等を勉強してきてもらいたい と。
小国さんは、行政は、基本的に後手必勝。先手ができるのは、市民との協同関係を築くことである。
登録後応援し続ける組織を築くことが必要と思う と締めた。
三浦市長が約1時間に及ぶ鼎談を締めくくった。
熊野古道並びに石見銀山の現状について辻林さん、小国さん、長時間に渡ってお話しいただきありがとうございました。
最後に佐渡市三浦市長が閉会の挨拶に立ち、今日のイベントのすべてを終了した。
三浦市長の閉会挨拶。
三浦市長は、「国内推薦まであと2か月、この間何ができるかわかりませんが、お力を貸してください」と申し締めくくった。
長時間にわたって、若い人が観る佐渡、そして世界遺産登録を得ている熊野古道、石見銀山世界遺産の現状を生の声で率直に話され、聴くことができた。出席者の皆さんも大変満足したことと思います。
この7月末には、国内推薦を得られまうよう祈念しています。