2月に逗子に行った折、友人が「家内のふるさと《秩父》で週末だけオープンするカフェを4月に新規オープンする。遊びにいらしてください」と紹介された。友人は東京銀座で商売をしており、悠々自適に生活している家庭。
先日、逗子に行ったとき、「4月にカフェをオープンすると言っていたが、何日からですか。時間が合えば家内と伺いたい」と申したら、奥さんが案内パンフレットを持ってきてくれた。
その時、オープン祝いを差し上げると共に、「15日(土曜日)はオープン初日で友人が多く集まるでしょうから、私共は日曜日に伺いたいと思います」と伝えた。2~3日前からPCで、開店するカフェの場所やそこまでの所要時間等を調査。新宿自宅からは距離にして約82Km、約2時間弱で行けることを確認。
今日16日、朝8時過ぎに3人?で自宅を出発。関越自動車道 練馬ICに上がり川越ICまで。一般道に下り、国道16号線、県道397号線そして国道299号線を進む。
約1時間半でオープンした建物の近くまで進んだが、国道から分岐するところが分からずオープンしたお店に電話。教えてもらい無事到着した。
ワンちゃんはお店に入れないとのことで、4ドアの車の窓を少し開け、空気が流入するようにして車内に。
こじんまりとした建物と駐車場。
入口にはセンスのある看板。ここの敷地は、実姉の嫁ぎ先の所有だとのこと。
私の顔を見て奥さんが店舗から飛んできた。まだまだ至らないところがある旨を述べ、私共を店内に案内した。
店内は今風のしゃれた雰囲気と客席が並ぶ。 テラスにも2テーブルが置かれ、全席で20席ほど。
働いている人は、4名ほどですべて身内。昨年大学を卒業した可愛い娘さんもお母さんの手伝いをしていた。逗子にいるとき時々会っているが、とても明るいお嬢さんで看板娘のように私共に相手をしてくれた。
飲み物を注文すると、このカフェでの特別メニュ〈自家製あんこのそば粉のワッフル〉を出してくれた。とても美味しかった。
客席から通りを見ていると、リックを背負ったグループや遍路さんたちがひっきりなしに通る。新しいカフェができたことで看板をのぞいていく。
しばらくすると客席が満杯になって来たので、先に座った私共は席を立った。
奥様とお嬢さんが見送ってくれた。
「本当に感じの良いお店だった」と家内と話す。
リックを背負った人たちが多く来る方にしばらく進むと、横瀬川が。橋下には家族連れが川縁で遊んでいる。
自然がいっぱい。とても気持ち良い。
先日パンフレットをもらい、PCでマップを確認したときは、正直「オープン場所の選択は大丈夫か?」と思ったが、秩父の観光施設「羊山公園」もそれほど遠くないようですので心配無用のようだ。
私共はこのカフェに別れを告げ、国道299号線を市内方面に約4kmほど走り左に折れると、羊山公園芝桜の丘に向かう車で大渋滞。
私共は、時間に余裕を持っているので、車を走らせながら休憩のつもりで会話。
30分ほどでやっと駐車場に入ることができた。
芝桜の丘への入場はワンちゃんもOK。皆で歩き出す。
入口を入ると、まずチューリップが目に。
さらに進むと、芝桜の広場。
武甲山は残念ながら陽が当たらず、暗いまま。この山に陽があたるとセメントの材料とした石灰岩を掘り削りつくし、裸になった山の風景が、心に迫ってくるのだが・・・。
広大な丘一面にピンク、紫、白、・・・の芝桜。園内には10品種あるそうだ。
私共は相向かいの丘に上がり、ベンチで持参の飲み物やお菓子やパンを広げて昼食をとった。そして時間を忘れてしばらくうっとりと眺めた。
小道を通り出口の方に進み振り向くと、武甲山の下のほうに陽があたり、裸山の異様な一面が望まれた。
帰りは、長瀞による予定であったが、車の混みを心配し、来た道と同じ国道299号線を引き返すこととした。
高速道路も混んでいて、スムーズに進まず自宅に着いたのが午後4時過ぎ。
長い壱日だった。
皆さん、秩父に観光等で訪れた際は、ぜひ、先にご紹介したカフェ「週末カフェ とっくのまっく」に立ち寄り、明るい雰囲気を味わっていただきたく思います。